番号札はドラえもんうちわ　藤子氏故郷の高岡市役所

　漫画家の故藤子・Ｆ・不二雄さん（本名藤本弘、１９３３〜９６年）の出身地、富山県高岡市は今月から、市役所の来訪者に渡す番号札の代わりに藤子さんの代表作「ドラえもん」のキャラクターのイラストと番号が入ったうちわを使用している。

　市民にひとときの涼を提供するとともに、藤子さんゆかりの地であることをアピールするのが狙い。高橋正樹市長は「市と藤子さんとの関わりを知ってもらうきっかけになれば」とささやかな“ひみつ道具”に期待している。

　ドラえもんが描かれた市販のうちわ約１００枚に、職員が番号を印刷した紙を１枚ずつ貼った。市民課の窓口などで９月３０日まで使われる。