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【格闘技】

前王者も和毅の王座奪取に太鼓判

2013年7月6日 紙面から

2ラウンドのスパーを公開した和毅(右)と前王者シンユー=東京都葛飾区の亀田ジムで(竹下陽二撮影)

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 亀田3兄弟の末弟で、WBO世界バンタム5位の亀田和毅(21)が5日、東京都内のジムで前同級王者で現4位プンルアン・ソー・シンユー(23)=との2ラウンドのスパーリングを公開した。8月1日にフィリピン・セブ市で現王者パウルス・アンブンダ(32)=ナミビア=に挑む和毅。今回の挑戦のためにスパーリングパートナーとして招聘(しょうへい)された前王者は、和毅の王座奪取に太鼓判を押した。

 前王者シンユーは今年3月、現王者アンブンダに判定負けを喫し、王座陥落。前王者を練習相手に起用することは極めて異例だが、亀田陣営はシンユーとアンブンダの体形やファイトスタイルが似ていることから破格のギャラを提示、招聘(しょうへい)に成功した。

 この日は報道陣向けということで軽めのスパーリング。しかし、既に12ラウンドのスパーを消化している前王者は「パンチも足も速い。こんなにレベルが高いとは思わなかった。アンブンダはガードが固く、アッパーは要注意だが、和毅が勝つ」と太鼓判。WBAバンタム級王者で長男の興毅も「和毅はこれまで実力の5%か10%、消費税ぐらいしか発揮できていなかった。でも、ここにきて一皮むけた。ボクシングのスケール的には、大毅やオレの比じゃない。世界取ったら、一気に海外で名前が売れて、ビッグマネーを稼ぐようになる。10年間、和毅の時代が来る」と大予言。

 和毅は「前王者とスパー? これぐらいせんと、世界は取れんということや。助言ももらったしな。緊張もプレッシャーもない」と自信のコメント。世界取りへ、前王者とのスパーリングはフィリピン出発前の24日まで続けられる。 (竹下陽二)

 

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