国際【朝鮮半島ウオッチ】訪中でわかった韓国の朴槿恵大統領の「歴史感覚」に日本はうんざり!+(1/3ページ)(2013.7.6 07:00

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【朝鮮半島ウオッチ】
訪中でわかった韓国の朴槿恵大統領の「歴史感覚」に日本はうんざり!

2013.7.6 07:00 (1/3ページ)朝鮮半島ウオッチ/外交ウオッチ
27日、北京の人民大会堂で、歓迎式典に臨む韓国の朴槿恵大統領(左)と中国の習近平国家主席(共同

27日、北京の人民大会堂で、歓迎式典に臨む韓国の朴槿恵大統領(左)と中国の習近平国家主席(共同

 韓国の朴槿恵大統領の訪中は大成功、中韓は「政熱経熱」の時代に入った。朴氏は清潔感を漂わせ、強い政治信条を印象付けて“アジア版のサッチャー”のイメージで注目された。一方で朴氏は中国でも日本の歴史観を批判して「域内の対立の原因」と鋭く牽制(けんせい)。そのうえで伊藤博文を殺害した安重根を“中韓が尊敬する歴史的な人物”として事件現場のハルビン駅に「記念碑を建立したい」と習近平国家主席に協力を求めた。朴氏の「歴史観」は限りなく後ろ向きで、日本国民をうんざりさせている。(久保田るり子)

米国に次いで今度は中国でも日本非難、その真意は?

 朴槿恵政権が日本との歴史問題で最も重視するのは慰安婦問題だ。韓国政府は憲法裁判所が下した「韓国政府が慰安婦問題について何も努力しないのは憲法違反」(2011年夏)との判決に縛られているからである。

 朴氏はこの問題にどう取り組むかの行動力、女性大統領としての“倫理”が問われ、さらに日韓和解を決断した父、朴正煕元大統領の娘としての“責任”も試されているというわけだ。

 なにしろ韓国の左派や進歩陣営の反日勢力は、「旧日本人軍人だった朴正煕がクーデターで政権を取ったから(日韓基本条約で)慰安婦問題は処理されなかったのだ!」「(朴正煕は)旧日本軍人だったから靖国神社参拝問題にも甘かったのだろう」などと朴氏を攻撃してくる。従って朴氏が「過去離れ」「歴史離れ」を選択するには高いハードルがそろっているのは日本政府も承知しているだろう。

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共同記者会見で、韓国の朴槿恵大統領(左)に握手を求める中国の習近平国家主席 =6月27日、中国・北京の人民大会堂(共同)

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