安室奈美恵の最新ミュージックビデオ『Let Me Let You Go』について、DJ ROCKETMANこと、タレントのふかわりょうがラジオ番組で苦言を呈した。
MVは、安室が白いピアノを弾きながら情感たっぷりに歌っているもの。一部報道によると、ピアノ演奏は本人の提案によるものだと言われ、テレビやニュース媒体は「安室奈美恵、ピアノ演奏初披露」などの見出しで大きく取り上げた。これに対し、DJ ROCKETMANは、安室の指元について「指の形が、どうしても初心者の形」「その弾き方では、この音は絶対に出ない」と“当てぶり”であることを指摘。「(“弾き語り初披露”をうたうのなら)発表する音は自分で奏でた音じゃないとアウトだと思っている」とした上で、「安室さんというのは、アーティストではなくパフォーマーなんだ、と思った。アーティストだったら、あれはできない」と述べたという。

安室がオーバーグラウンドだけでなく、アンダーグラウンドからも高い評価を受けたのは、一切口パクをしないというアーティストとしてのアーティチュード。にもかかわらず、今回、“当てぶり”をしたことに、違和感を覚えた方は多いかもしれない。

今回の一件は、是々非々を論じ、“アーティストとは何か”を考えるきっかけになればいい。インタビュアーも、安室に突っ込んでほしいものである。