JR西日本金沢支社の野中雅志支社長が4日、就任あいさつで福井新聞社(福井県)を訪れ、竹島栄実常務と懇談した。野中支社長は北陸新幹線の2015年春開業を見据え「北陸と関東、関西との交流を促進したい」と意欲を語った。
前職の東京本部副本部長時代に「北陸には行ってみたいが、遠くて行けないという声を多く聞いた」という。「北陸ブームが必ずやってくる」と強調。福井への誘客のため、地元や旅行会社をはじめ、北陸営業センターを設けたJR東日本とも連携を図りながら商品の提案していくと述べた。
北陸新幹線で関東とのつながりを強める一方、関西とのつながりが薄れないよう、既存の在来線特急を含めた観光戦略を描いていくとした。
15年10月から12月まで、北陸3県とJRグループなどが展開する大型観光宣伝活動「北陸デスティネーションキャンペーン」については、「全国からの誘客が期待できる」とし、温泉や食などの観光資源を地元がPRする場にしていきたいと語った。