山田啓二知事は5日の定例会見で、原発の新しい規制基準が施行される8日、関西電力が舞鶴市と隣接した高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の再稼働を申請することについて、「安全協定も結んでいない状態での再稼働は否定的にならざるを得ない」と述べた。
また、原子力規制委員会が全国で唯一稼働中の大飯原発3、4号機(同県おおい町)について、定期点検に入る9月までの運転継続を認めたことについて、「断層の問題が未解決なのになぜ放っておけるのか。規制委はきちっと説明すべきだ」とその対応を批判した。
全国知事会長の山田知事は、8日に松山市内で開かれる知事会議でも、原発再稼働の問題について議論することを明らかにした。(小河雅臣)
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