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捕鯨裁判で日本反論、オーストラリアの主張は「文化の押し付け」

2013年 07月 3日 10:23 JST
 
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[ハーグ 2日 ロイター] - 日本の捕鯨は国際条約に違反するとしてオーストラリア政府が国際司法裁判所に起こした裁判で、日本側は2日、オーストラリアの主張は文化の押し付けだとし、捕鯨による両国の考え方は文化の違いによるものだと反論した。

この裁判はオランダ・ハーグの国際司法裁判所で行われており、オーストラリア側は先月26日、日本の調査捕鯨が実際は商業捕鯨であると主張していた。

1946年の国際捕鯨取締条約では科学調査目的の捕鯨が認められており、日本はこれを根拠に南極海で毎年調査捕鯨を続けている。しかし、オーストラリアは日本が商業捕鯨という真の目的を隠ぺいしていると訴えている。

2日に開かれた弁論で、日本側の鶴岡公二外務審議官は「日本が調査捕鯨を行っているのは、持続可能な方法で商業捕鯨を再開したいと考えているからだ」など主張。その上で、仮に各国の文化に優劣をつけなければならないとすれば、世界に平和が訪れることはないだろうと述べ、オーストラリアの主張は文化の押し付けにあたると反論した。

 
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