中国株(終了):上昇、週間では5月以来の上げ-不動産株高い
7月5日(ブルームバーグ):中国株式 相場は上昇。週間ベースでは5月以来の上げとなった。エネルギー株や医薬品株が売られた一方で、不動産株や資源株が買いを集めた。
不動産開発会社の万科企業 (000002 CH)は4.1%高。先月の販売が増加したことが好感された。時価総額で中国最大の産金会社、紫金鉱業 (601899 CH)は2012年1月以来の大幅な上昇。先週は約5年ぶり安値を付けていた。一方、広匯能源(600256 CH)と天士力製薬集団(600535 CH)は下落した。
上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動している上海総合指数 は、前日比1.10ポイント(0.1%)高の2007.20で終了。488銘柄が下落し、406銘柄が上昇した。週間ベースでの上昇率は1.4%となった。上海、深圳両証取のA株に連動しているCSI300指数は同0.2%高の2226.85。
精熙投資管理の王征最高投資責任者(CIO)は、「流動性逼迫(ひっぱく)をめぐる懸念が基本的に後退したことで、市場に若干安心感が出ている」と指摘。「今後発表される経済指標は良くない見通しだが、大半のマイナス要因は織り込み済みのようだ。現在の水準でレンジ内の取引が続くだろう」と述べた。
原題:China Stock Index Rises, Capping Weekly Gain, Led byDevelopers(抜粋)
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更新日時: 2013/07/05 17:03 JST