Updated: Tokyo  2013/07/06 06:36  |  New York  2013/07/05 17:36  |  London  2013/07/05 22:36
 

香港株:続伸-ECB総裁の低金利継続発言で金融株高い

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  7月5日(ブルームバーグ):香港株式 相場は続伸。ハンセン指数は2営業日ベースで約1年ぶりの大幅な上げとなった。欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が長期にわたり低金利を維持する姿勢を示したことを受け、金融株が買われた。

欧州最大の銀行、HSBCホールディングス(5 HK)は2.7%高。時価総額で世界最大の銀行、中国工商銀行 (1398 HK)は3.2%高。同行の株主であるテマセク・ホールディングスが中国本土の流動性逼迫(ひっぱく)を懸念していないと表明したことが手掛かり。恒隆地産(101HK)は4.1%高。香港当局が不動産価格抑制に向け、住宅6万戸余りを建設する方針を明らかにした。

ハンセン指数 は前日比386.00ポイント(1.9%)高の20854.67で終了。週間での上昇率は0.3%となった。2営業日ベースでは2012年7月30日以来の大幅な上げ。ハンセン中国企業株(H株)指数は同2.1%高の9209.34で引けた。

第一上海証券のチーフストラテジスト、ライナス・イップ氏(香港在勤)は、「ECB会合で金融緩和の継続が表明されたため、きょうの香港市場は好スタートを切った」と指摘。「全体的には、中国本土の流動性問題は収まっている」と述べた。

原題:Hong Kong Stocks Erase Weekly Slide as Lenders Climb onEurope(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:香港 Eleni Himaras ehimaras@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Nick Gentle ngentle2@bloomberg.net

更新日時: 2013/07/05 18:14 JST

 
 
 
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