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4電力、8日に5原発の再稼働申請 原子力規制委が公表

朝日新聞デジタル 7月5日(金)17時16分配信

 【西川迅】原子力規制委員会は5日、北海道、関西、四国、九州の電力会社4社の計5原発について、新規制基準が施行される8日に再稼働に向けた安全審査が申請されると明らかにした。東京電力は、柏崎刈羽(新潟)の早期申請を目指すが、地元の批判を受けて初日の届け出を見送った。

 規制委の要請を受け、電力各社が意向を事前に伝えた。8日に再稼働申請されるのは、北海道電力泊1、2、3号機、関電の大飯3、4号機、高浜3、4号機(福井)、四国電の伊方3号機(愛媛)、九州電の川内1、2号機(鹿児島)の計10基。九州電力によると、玄海3、4号機(佐賀)は準備が間に合わないとして12日に申請する。

 第1陣となる原発は、いずれも、事故を起こした東京電力福島第一の沸騰水型炉とは異なる加圧水型炉で、運転開始から30年未満。事故時に放射性物質の放出を抑えながら原子炉内の圧力を下げるフィルター付きベントの設置を5年間猶予されているなど、審査に合格しやすいとみられている。

 新基準は福島第一原発の事故を踏まえ、過酷事故対策を義務付け、事故時に原子炉を冷やす消防ポンプや電源車の配備など安全対策を充実させた。

 規制委は申請受け付け後、三つの審査チームで審査する。作業は半年程度かかるとみられ、最初の原発が再稼働するのは早くても年末か年明けになる見通しだ。

朝日新聞社

最終更新:7月5日(金)22時54分

朝日新聞デジタル

 

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