欧州の金融政策、米国とは別の道-リイカネン氏とレーン委員
7月5日(ブルームバーグ):欧州中央銀行(ECB)の政策委員会メンバー、リイカネン・フィンランド中銀総裁は5日、ECBが前日発したメッセージを市場は理解したようだと言明。米連邦公開市場委員会(FOMC)は米国のための金融政策を、ECBはユーロ圏のための政策をそれぞれ実施していることをECBは強調したのだと説明した。
欧州連合(EU)のレーン委員(経済・通貨担当)も「ECBの4日の決定は非常に重要だった。米国が金融政策を引き締めても、景気サイクルの中の位置が異なる欧州は緩和政策を継続できることを示したからだ」と語った。
リイカネン氏はまた、ECBが導入したフォワードガイダンス(時間軸政策)について、その時間軸は景気見通し次第だと述べた。「ECBの緩和的政策は続く。金利は低水準にとどまるかさらに低くなるとわれわれは考えているが、もちろん景気見通し次第だ」と説明した。フィンランドのミッケリでの会議で語った。
原題:Liikanen Says Forward Guidance Will Depend on EconomicOutlook(抜粋)
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更新日時: 2013/07/05 20:23 JSTニュース一覧
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