日本経済新聞

7月6日(土曜日)

日本経済新聞 関連サイト

ようこそ ゲスト様
  • ヘルプ

コンテンツ一覧

速報 > 経済 > 記事

景気「回復局面」に 5月動向指数、判断を上方修正

2013/7/6 1:16
小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
保存
印刷
リプリント
共有

 内閣府が5日発表した5月の景気動向指数(2010年=100、速報値)によると、景気の現状を示す一致指数は105.9となり、前月と比べて0.8ポイント上昇した。上昇は6カ月連続。基調判断を「下げ止まり」から「上方への局面変化」と上方修正し、「すでに景気回復局面に入った可能性が高い」と暫定的な判断を示した。

 民間エコノミストの間では「12年3月に景気のピーク(山)を迎えたあと、11月には谷をつけた」(ニッセイ基礎研究所の斎藤太郎氏)との見方が多い。景気回復のピークである山と、景気後退の最終局面である谷の判定は、有識者などでつくる景気動向指数研究会の議論を経て、内閣府が正式に判定する。

 5月の一致指数を最も押し上げたのは鉱工業生産指数だ。蒸気タービン部品やボイラー部品など国内需要を中心に4カ月連続で上昇した。生産の盛り上がりを背景に、求人や残業時間、電力使用量も増えている。一致指数が6カ月連続で上がったのは11年5~10月以来だ。

 「上方への局面変化」は景気の谷がそれ以前の数カ月にあった可能性が高いことを示す。基調判断の上方修正は3カ月ぶりで、「上方への局面変化」となるのは12年1月以来。6月も一致指数が上昇すれば、基調判断は景気回復の可能性が高いことを示す「改善」に上方修正する。

 数カ月後の先行きを示す先行指数は2.8ポイント上昇の110.5となり、07年6月以来の高い水準となった。消費増税前のかけ込みで新設住宅着工床面積が増えたほか、株価や長期金利の上昇も指数を押し上げた。数カ月遅れる遅行指数は0.3ポイント低下の108.9。パート雇用者の減少が響いた。

小サイズに変更
中サイズに変更
大サイズに変更
保存
印刷
リプリント
共有
関連キーワード

斎藤太郎

【PR】

【PR】

主要ジャンル速報

【PR】



主な市場指標

日経平均(円) 14,309.97 +291.04 5日 大引
NYダウ(ドル) 15,122.85 +134.30 5日 14:39
英FTSE100 6,375.52 -46.15 5日 16:35
ドル/円 101.08 - .12 +0.81円安 6日 3:34
ユーロ/円 129.69 - .74 +0.51円安 6日 3:34
長期金利(%) 0.855 -0.005 5日 15:25
NY原油(ドル) 101.24 +1.64 3日 終値
ニッポン金融力会議
GlobalEnglish 日経版

東北復興福島原発ブログ写真特集東北復興特集

モバイルやメール等で電子版を、より快適に!

各種サービスの説明をご覧ください。

TwitterやFacebookでも日経電子版をご活用ください。

[PR]

【PR】

ページの先頭へ

日本経済新聞 電子版について

日本経済新聞社について