HSBCが小売金融から撤退、韓国撤退相次ぎ金融ハブ構想に暗雲
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NOVEMBER 29, 2012 09:54.
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国内で11の営業店を運営中の香港上海銀行(HSBC)が小売金融部門を閉鎖するために、金融当局と協議中であることが28日確認された。
ING生命、ウリアビバ生命、ゴールドマンサックス資産運用が韓国市場から撤退する計画を発表したことに続き、HSBCまで小売金融閉鎖に向けた動きを見せていることから、世界の大手金融会社のアジア太平洋本部を誘致して金融ハブに跳躍するという政府の計画にも暗雲が立ち込めるようになった。
金融当局によると、HSBCは最近小売金融部門を閉鎖するという意思を金融当局の高官に伝えた。外資系銀行が小売金融を閉鎖するためには、金融当局の認可が必要だ。金融当局はHSBCがこれと関連して必要な手続きを踏んでいるものと見ている。
金融当局の関係者は、「HSBCは、企業金融は利益を出しているが、小売金融は赤字だ」とし、「運用費がたくさんかかる11の営業店を廃止したがっている」と話した。さらに、「小売金融部門を閉鎖するためには、顧客の預金が保護されなければならず、行員の雇用問題も解決されなければならない」とし、「具体的な閉鎖手続きには時間がかかるだろう」と話した。かつて企業金融をしていた外資系銀行のソウル支店が営業を中断して帰ったことはあるが、外資系銀行の小売金融中断は前例のないことだ。
HSBCは今年4月、国内11の営業店と預金を資産買収(P&A)方式で産業銀行(産銀)に売却されることになり契約を締結したが、行員の雇用受け継ぎと関連した意見の食い違いで、8月、産銀が契約を撤回して売却に失敗した。以後、外資系銀行などに小売金融の売却を進めたがうまくいかず、閉鎖する方向へ結論付けたものと見られる。