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【社会】

金属密封せず3年半実験、東海村 加速器実験施設

2013年7月5日 17時42分

 加速器実験施設「J―PARC」(茨城県東海村)の放射性物質漏れ事故で、陽子ビームを当てる標的の金属が約3年半前から、放射性物質漏れを防ぐ容器で密封されていなかったことが5日分かった。

 施設を共同運営する日本原子力研究開発機構と高エネルギー加速器研究機構が設置した有識者会議で報告された。

 5月に起きた事故では想定を超える高出力のビームにより金属が溶けて放射性物質が外部に漏えい。金属が密封容器に入っていれば事故は防げた可能性が高く、管理体制が問われそうだ。

(共同)
 

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