インフィニット・ストラトス~道しるべの嘆き~ (高橋 湊)
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今回の話は道しるべシリーズの特有のオリジナル展開があります、IS好きの人には変だと思ってしまいますが、ご了承してください






単一仕様能力・エクストラ  ※後書きにアンケートがあるのでご協力お願いします!!

ゴーレムとの戦いは終盤に迫っていた。突如現れたゴーレム、圧倒的な力を見せるもそれに対抗する未確認の少女によって伏せられていた、その少女に力を貸す一夏と鈴。
その少女は的確な指示を二人に出してグイグイとゴーレムを追い込んでいく、

「(やっぱり...一夏は)」

そんな戦いの中で、凰鈴音は悩んでいた。戦闘中に自分が好意を寄せている彼に問いを投げた。それはとても重要なことだ。思春期のことであればそれは心の傷の量は半端なく大きいだろう。その中の一人の少女になってしまった、俗に言えば失恋というのだろうか?

その好意を寄せている彼はすでに別の異性に恋をしていたのだ。

こんなときに、何をしているんだろう。だが鈴は考えずにはいられなかった、どんなに今の大事な戦いよりも、心の中では彼のことが大事と優先順位がそう告げている。

「凰さん!!何をしているんですか!?」
「え、あ、ヤバ!!」

ゴーレムを追い込んでいたら、いつの間にか接近していることに気づくことが出来なかった鈴。咄嗟に双天牙月を防御に回した、だが相手の力は自分の力より強い圧力で飛ばされてしまう

「きゃあああああああああ!!」
「鈴!!!」

戦況が一気に崩れてしまった。将棋とかでもある、戦況の追い込まれている、追い込んでいるは紙一重に変わってしまう、たった一手で簡単にひっくり返せるものだ。それがまさに今の状況、鈴が吹っ飛ばされて一夏を守る人がいなくなってしまう。単一仕様能力を発動している一夏は発動をせずに防御に回りこんだ

「私が時間を稼ぎます、早く凰さんを!!」
「分かりました!!」

余裕は一気になくなってしまい、苦しい状況に陥った。ISはシールドエネルギーが切れればそこで終了だ、だから時間を稼ぐのなら精霊の力で体力が続く限り戦える零菜が戦うべきだろう。

「仕方ありません、あまり使いたくはなかったのですが」

自分の手にある【刻黒紅蓮】の柄を力強く握り締めて霊力を集中させた。


ここで精霊の力を使えばこの世界軸が壊れてしまう、なにせISより強い力を持っているのだ。ISの産みの親である束はISはISでしか勝てないと実証しているのだから。それを論理的に覆すことが可能、となれば一気に世界が反転するかのような混乱が起きる

だけど今は悩んでいる時間はない。すでに霊装を展開している彼女自身はこれを回りに見せていることは出来なかった、

「我に力を貸せ、死神の双斧」

黒い霊力が刃先に集まり始め、数秒もたたないうちに最高潮に達する。

「裁きを下せ、デスサイズ!!!!!!!」

漆黒の閃光は一瞬にして空を埋め尽くし、ゴーレムを飲み込んだ。轟音は天空へと光と共に消え去っていった、

「終わったの?」
「あぁ、どうやらあの人がやってくれたそうだな」


一夏たちにとっては零菜の霊装がどんな仕掛けか分かっていない、だが圧倒的な力を前にして言葉は出てこなかった。確実にIS以上の力はどうやって説明をしようか、そんな大それたことを一般の高校生が出来るわけがない

「や、やりましたね」
「はい、助力感謝します」
「えっと、どういたしまして、...と言いたいんですけど、お名前を教えてもらえませんか?」
「あ~...禁則事項です」
「貴方は未来からやって来た人ですか!!と突っ込みたいのは山々だが、あんた、ISを装備していないであんなのと戦っていたんだぞ、メチャクチャ気になるから」
「まぁ、そうなりますね...仕方ありま________、!?避けて下さい!!!」
「え?」「ふぇ!?」

少女は一夏たちを庇うかのように、【刻黒紅蓮】を振るった。だが飛んできた光線は今までにない力を持っていて彼女は土壇場であった所為か防ぎきれずに吹っ飛ばされてしまう

「まだ生きていやがったのか!?」
「一夏!!ぼうっとしていないで何とかするわよ!!」




そのときだった、いきなり危機的な展開を迎えている一夏に「白式」が変化を起こす。ハイビジョン画面が突然表示され、何かと見てみれば<零落白夜>を発動する画面だ。だがそれだけではない。一回だけ使った代表決定戦のときとは違うアイコンが増えていた

「エクストラ・アビリティ...?」

単一仕様能力はその名の通りに一つしか存在していない、だが白式の画面にはもう一つの能力が積まれていると表示されているのだ。それを確認した一夏はアイコンに触れて、そのエクストラ・アビリティーを発動した

発動と同時に白式の体を覆っている装甲が光り始めた、その光に目を瞑る一夏。再び目を開けたら真っ白色のボディー装甲が相対を見せるかのように漆黒色に染まっていた。

《単一仕様能力・エクストラ・アビリティ発動確認》



《<白式・黒蓮騎士>ー形態変化完了》


自分の手持ちにある装備が色々と変化していた。接近戦の装備だけであった白式に射撃武装、防御武装が積まれていた。《紅蓮月下》、《雪片二型》の姉妹武器で双剣。《不知火・霊砲》の遠距離武装。

「うそ、これって白式なのか?」

どう見たって白色の色がなくなっている。そう、ホワイトシチューと言われて真っ黒なダークマターを料理として出されたかのような感じだ。





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「.....んが!?」
「どわひゃ!?」
「あれ!?俺いつの間に?」

目を覚ますといつの間にか保健室のベットに寝ていた。隣には驚いている表情を浮べているセカンド幼馴染の姿が見られる

「お、俺はゴーレムと戦っていたんじゃ!?」
「は?何言っているのよ?...変なところでも打った?」
「お前こそ何言っているんだよ!!あのゴーレムは!?、白いドレスの女の子は!?」
「はぁ~...朴念仁の頭は間違うと危険なものね」
「な、何言っているんだよ...」

だが自分が何を言っているんだよ、という結果を目の当たりにする。戦闘ビデオがあったがそれを見る限り、ゴーレムや白いドレスを着ている少女なんてどこにもなかった。というより一夏が記憶しているかけらはことごとく何も残されていなかった

記憶が曖昧どころではない、一夏は確かに覚えている。自分にどんなことが起きて、代表対抗戦で起きていたことは何もなかったようにかき消されていた

「なんだ...夢だったのか?」





「白式、来い」

誰もいないアリーナで一夏は専用機を展開した、するとどうだろうか、白式は<白式・黒蓮騎士>の形態変化のままだった。だがこれだけだ、一夏が記憶の中で確かな証拠は。これ以外、何も見つけることができない、

これは誰かが隠蔽したのか。あるいはこの白式が何かの力を働かせたのか?理解不能な出来事に、彼女は現れた

白いドレスを身に纏い、片手には両刃斧の武器を手にしている。一夏が一番今、会いたいと思っていた少女。

「...あ、あの!」
「さて、どこから話しましょうか。織斑さん」
「その声...まさか__________五河先輩...?」

名前をいうと少女は顔に付けられていた西洋の仮面を取り外した。そしてさらけ出される素顔は間違えることなく、『五河零菜』だ

「お一つ、伝えておきます。貴方が見たゴーレムは確かに本当です、織斑さんの記憶は間違いじゃありません」
「じゃ、じゃあなんで!?」
「えっとですね、私が皆さんの記憶を書き換えたと言ってくれたら信じてくれますか?」
「記憶を...書き換えた?、そんなのできるはずが________」
「できるんですよ、私なら」



「織斑さん、私が今着ているものは何に見えますか?」
「何って...ISじゃないんですか?」
「織斑さん、貴方は入試の時に見ましたよね?」

<刻黒紅蓮>、確かに彼女が使っているところを一夏は自分の目で確認をしている。しかも彼女が持っているISは《刻黒紅蓮》だけしかない

「『精霊』という言葉は知っていますか?」
「ファンタジーとかで出てくるキャラとか?ですか」
「まぁ...そんな感覚で思ってくれればいいですね」









ー私、精霊なんですよー





「_____________...は?」
「当たり前の反応、といっても理解速度をもっと強めて欲しいです」
「え、冗談か何かですか?」
「冗談ではありませんよ、貴方のISでも核IDは確認できないはずです」
「あ、本当だ...じゃなくて!!貴方が精霊だったらどうだっていうんですか?」
「精霊の力というのは色んな力を持っています、人を浮かせたり、空を飛んだり、瞬間移動をさせたり、水を操ったり...そして人の記憶を書き換えることだってできます」
「う、うそ?じゃあなんで俺の記憶は無事なんですか?」
「さぁ?、分かりません」


「私は精霊『五河零菜』、その名を【デスサイズ】といいます。以後、改めてお見知りおきをください、白き騎士(ナイト)さん」



              次回に続く!!!


誤字脱字は後日修正します




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それと、読んでくれている人にお聞きしたいのですが、このストーリーとデート・ア・ライブ~道しるべの嘆き~2と繋がっています、このままの展開だとISのキャラがデート・ア・ライブの世界に来てしまいます、作者はどうすればいいか迷っています、どうか協力をしてくれますか?

選択アンケートなんですが

1誰も来ない、零菜だけがやってくる

2一夏と零菜がやってくる

3零菜、一夏、箒、鈴、セシリア、シャル、ラウラ、簪、楯無、がやってくる

4専用機持ち全員、+千冬と束がやってくる

5その他(読者の方が選んでください、好きに選んでくれて構いません)




どれか選んでください

今週まで募集しています、どうかご協力をお願いします



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