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「内部被ばく検査」充実 郡山市の機器1台増設、計4台に

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寄贈を受け増設された立位式のホールボディーカウンター
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郡山市は4日、日赤から内部被ばく検査機器「立位式ホールボディーカウンター」1台の寄贈を受けた。同市の検査機器はこれで4台となり、1日当たりの検査可能人数は、これまでより50人多い200人程度に拡充する。市は2015(平成27)年度中に、希望する全ての市民の検査を終了させる予定。
検査機器4台の内訳は、立位式が今回の寄贈分を含め2台、チェア式が2台となった。市は今月23日から、これまで検査方法が確立していなかったため対象外だった、1歳以上4歳未満の子どもの検査を開始、年内に対象の子ども約1万人の検査を行う予定。市保健所で行われた引き渡し式では、野崎洋一日赤県支部事務局長があいさつし、阿部孝一市保健所長に取り扱い説明書を手渡した。また、阿部所長が野崎局長に感謝状を贈呈した。
市内では、東京電力福島第1原発事故に伴い、市や県が昨年度末までに原発事故発生時に4歳から中学生までの市民や妊婦などを優先的に検査。本年度は、4月から新4歳児、5月下旬からは事故当時19歳以上の一般成人の検査もスタートした。6月末までの累計検査人数は約4万8000人。市はふるさと再生除染実施計画の区域別順位で、比較的放射線量が高い地区の住民から順次検査している。
(2013年7月5日 福島民友トピックス)
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