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〔外為マーケットアイ〕ドル/円小動き、米雇用統計が強い場合は101円前半超えるかが焦点

2013年 07月 5日 16:46 JST
 
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[東京 5日 ロイター] -

〔外為マーケットアイ〕

<16:42> ドル/円小動き、米雇用統計が強い場合は101円前半超えるかが焦点

ドル/円は100.28円付近。序盤の欧州市場でも小動きが続いている。

市場の注目は今晩発表の6月米雇用統計に向かっているが、大手邦銀の関係者は「数字が弱くても99円台では買われるだろう」と予想、極端なドルの下落は考えにくいとする。一方、強い結果が出た場合には101円前半を上抜けるかが焦点になるという。101円前半には日足一目均衡表の「雲」の上限(101.17円)などテクニカルのフシが複数控えており、意識されている。

<15:11> ドル100.35円付近、米雇用統計めぐり前月とは市場の目線様変わり

ドル/円は100.35円付近で小動き。「完全に米雇用統計待ち」(大手邦銀)との声が出ている。

米雇用統計は前回は6月7日に発表されたが、米QE3縮小観測で株価が下落基調をたどるなか、発表前には「強すぎる結果は株安につながってドル/円の上値は抑えられる」との見方が出ていた。しかし、あれから1カ月、今回の6月米雇用統計の発表を前にして市場参加者の目線は異なっている。

前出の大手邦銀関係者は6月末までのリスクオフの過程で、ドル/円、株ともに「コストの悪いロングは整理された」と指摘。米雇用統計が予想より弱くても下値では買いたい向きが多く、極端な下押しは考えにくいとみている。

4日には、欧州中央銀行(ECB)が将来の政策指針(フォワード・ガイダンス)を導入してハト派的なスタンスを示した。イングランド銀行(BOE、英中銀)もハト派的な姿勢を鮮明にし、数値基準を含めてレート・ガイダンスが見直されることが示唆された。このため、米雇用統計が良好なものとなればドルが全面高になる可能性もあると予想されている。

<13:56> 豪ドル0.91ドル前半で上値重い、中国景気見通しの悪化も下押し要因

豪ドルは対米ドル 、対円 で上値の重い展開が続いている。対米ドルで0.9135ドル付近、対円で91.66円付近。今晩の米雇用統計が市場予想より強い結果になれば、豪州と米国の金融政策の方向感の違いが改めて意識され、豪ドルは特に対ドルで売られやすいとみられている。

ただ、豪ドルへの下押し要因は豪中銀の金融政策の方向性だけではない。SMBC日興証券・金融経済調査部の上西晃部長は「中国の景気の見通しが以前より下振れしている。中国の経済指標はこのところ事前予想より下振れの状況が続いている。これが、豪ドルが底打ちしない原因になっているのではないか」と指摘する。来週から中国の6月の経済指標が発表される。中国景気が持ち直すとの期待が出てこない限り、豪ドルの底打ち反転も難しいという。

<11:54> ドル100.35円付近、米雇用統計は多少悪くてもドル買い継続か

ドル/円は100.35円付近。きょうは日本時間の午後9時半に米雇用統計が発表されるが、ロイター調査では非農業部門雇用者数は前月比16万5000人増、失業率は0.1%ポイント低下の7.5%が予想されている。

非農業雇用者数の16万5000人増は、5月の17万5000人増には届かないものの、過去3カ月の平均の15万5800万人増を上回る。

バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は、経済が想定通りに推移すれば年内に資産買い入れの縮小を開始、来年半ばに買い入れを停止する意向を示した。予想通りの内容なら、年内の緩和縮小を後押しする可能性があるが、「金利はかなり織り込んでいるので、それほど動揺することはないだろう」(大手邦銀)との見方が多い。

別の大手邦銀関係者は「米国が出口に向かおうとしているなか、欧州はまだ無理、日本は異次元緩和の真っ最中となると、結局はドル買いとなる。米雇用統計は多少悪かったとしても想定の範囲内として買いたい向きが多いのではないか」と話していた。

<11:02> ドル100.39円付近、輸出企業は「少しずつ売り」

ドル/円は100.39円付近。市場筋によると、輸出企業の売りも観測されているが、大きなロットではないという。   大手邦銀の関係者は「売りは出ているものの、売っても落ちない状況なので、売り上がる感じではなく、少しずつ売っている」と話していた。

<10:49> ドル一時100.47円まで上昇、米雇用統計前にロング再構築の動き

ドル/円は100.43円付近。日経平均株価が堅調に推移するなど、投資家のリスクセンチメントが改善する中で、一時100.47円まで上昇した。

市場では「きのう、おとといで結構ロングが落とされた。米雇用統計後に株が上がるとついていけなくなる可能性もあり、ショートだからというよりはロングがないので、買いが入っている」(大手邦銀)との声が出ていた。投信の買いも観測されている。

<10:16> ドル100.33円付近でしっかり、101円前半にテクニカル上の節目

ドル/円は100.33円付近。日経平均が堅調に推移するなか、ドル/円もしっかりとした展開になっているが、この先はテクニカル上の節目が集中する101円前半を突破できるかどうかに注目が集まっている。

101円前半には、日足・一目均衡表の雲の上限(101.17円付近)があるほか、直近安値93.75円からの76.4%戻しの水準(101.38円付近)も控えている。

外資系証券関係者によると、こうしたテクニカル上の節目もあり、101.20円より上には厚めのオファーが観測されているという。

ただ、仮に99円後半から100円前半で推移したとしても、雲の上限は来週以降、急激に低下する形になっており、遅行線の動きも合わせ、「来週には3役好転を形成する可能性が高く、上昇サインとなる。押し目があれば買っておいてもいいのではないか」(大手信託銀)との声も出ている。

<08:16> ドル100.27円付近で堅調、個人投資家は様子見ムード

ドル/円は100.27円付近で堅調。4日は米国が休日ということもあり、日本時間の明け方までは停滞ムードが漂っていたが、オセアニア時間に入ると円売りが進み、一時100.29円まで上昇した。

ただ、上田ハーローの黒川健氏によると、個人投資家の動きは鈍いという。「99.50─100.00円にかけて買い注文が出てきているものの、米雇用統計リスクが意識される中で、様子見ムードになっている」と話していた。

<07:55> きょうの予想レンジはドル99.70―100.70円、株価にらみも堅調

ドル/円は100.24円付近、ユーロ/ドルは1.2909ドル付近、ユーロ/円は129.43円付近。

きょうの予想レンジはドル/円が99.70―100.70円、ユーロ/ドルが1.2860─1.2960ドル、ユーロ/円が128.70―130.20円。

4日の海外市場で、ユーロは下落。欧州中央銀行(ECB)はこの日の理事会で政策金利を据え置いたものの、ドラギ総裁会見でハト派的な発言が目立ったことから、対ドル は1.2883ドルと約5週間ぶり安値をつけた。

一方、イングランド銀行(英中央銀行)は4日、金融政策委員会後に発表した声明の中で、市場による利上げの織り込みは早計との見方を示し、将来の金融政策に関するガイダンスの提示に踏み切る構えを示唆した。これを受け、英ポンド はドルに対して1カ月ぶりの安値をつけ、英国債利回り は急低下。株価 は大幅上昇した。

ユーロなどに対してドルが買われた流れを受け、ドル/円は100円に乗せる堅調な動きとなったが、その後はニューヨーク市場が休場だったこともあり、動意の薄い展開となった。

きょうの東京市場では、米雇用統計の発表を前に動きにくいものの、「全般的に株が上がっており、オセアニア市場では円安が進んでいる。株価動向をみながらドル/円は堅調に推移する可能性が高いが、戻り高値100.86円あたりが上値のめどとして意識されそうだ」(国内金融機関)との声が出ていた。

 
 
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日経平均1万4000円台後半も

来週の日本株は堅調地合いが続きそうだ。海外勢の資金流入が続けば、上値を試す可能性があるとみられている。
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