子どもとふれあうひこにゃん=パリ郊外のジャパンエキスポ会場で(野村悦芳撮影)
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【パリ=野村悦芳】彦根市の人気キャラクター「ひこにゃん」が四日、パリ郊外で開幕した日本文化の博覧会「ジャパンエキスポ」に登場し、市をPRした。初進出の欧州で、ゆるキャラになじみのないフランス人たちの注目を集めた。
甲冑(かっちゅう)姿の「彦根鉄砲隊」とともにステージに登場したひこにゃん。手を振り、おじぎをしながら愛嬌(あいきょう)を振りまいた。司会者が、かぶとのいわれを説明すると客席から「ミニョン(かわいい)」の声が上がった。
パリ近郊に住む男子大学生カンタン・ベルダルさん(18)は「侍の時代と現代がミックスされていてすごく興味深い」とステージに見入っていた。
彦根市はフランス語版の観光パンフレットをブースで配布し彦根城などを宣伝した。七日までの期間中、会場では熊本県の「くまモン」との競演も予定されている。
ジャパンエキスポは、欧州最大規模の日本文化イベントで十四回目。今回は二十三万人の来場を見込む。
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