【参院選】維新・猪木氏　新風吹かす命を懸ける

紙の壁を破って出陣式に登場したアントニオ猪木氏（左）（右端は猪木氏に驚く石原慎太郎氏）

　第２３回参院選が４日公示され、選挙区２７１人、比例代表１６２人の計４３３人が立候補した。与野党の各党首は街頭演説などを行い、１７日間の舌戦がスタートした。自らの慰安婦発言で大逆風にさらされる日本維新の会共同代表・橋下徹大阪市長（４４）は、地元・大阪市に終日ベタ張り。府知事、市長としての改革実績を挙げ、「大阪の皆さんなら分かってもらえる」と市民に泣きつくように支持を訴え、足元固めからスタートした。

　日本維新の会から立候補したアントニオ猪木氏（７０）が都内で行った出陣式には、石原共同代表が駆けつけた。

　猪木氏は支援者を前に「猪木ファンを呼び込めれば、維新に新しい風を吹かせられる。人ができないこと、やれないことに命を懸ける思い」と決意表明した。石原氏は「日本はカウント２まで来ているかもしれないけど、最後のチャンスではね返す。猪木さんと素晴らしいタッグを組める。強いタッグを信じて頑張ります」とがっちり握手を交わした。

　猪木氏はその後、東京・新橋駅前で第一声を行ったが、幸福実現党の選挙カーとニアミス。声の戦いを避けるように選挙カーを降りて、握手や名刺を配ってアピールすると、「元気が出ますように。１、２、３、ダー」と気勢を上げていた。

（2013年7月5日06時02分  スポーツ報知）

Tweet