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第23回参院選が4日公示され、選挙区271人、比例代表162人の計433人が立候補した。与野党の各党首は街頭演説などを行い、17日間の舌戦がスタートした。自らの慰安婦発言で大逆風にさらされる日本維新の会共同代表・橋下徹大阪市長(44)は、地元・大阪市に終日ベタ張り。府知事、市長としての改革実績を挙げ、「大阪の皆さんなら分かってもらえる」と市民に泣きつくように支持を訴え、足元固めからスタートした。
従軍慰安婦発言が尾を引き、都議選は惨敗。苦戦必至の参院選だが、橋下氏は「大阪の皆さんなら、分かってくれると思います」と笑顔を振りまいて第一声を響かせた。
午前10時、大阪・難波の高島屋前。泣き出しそうな雨雲が覆う空模様とはいえ、聴衆は200~300人程度とまばら。政界入りした2008年の大阪府知事選で最初に街頭演説した時は1300人を集めた場所だけに、今の苦境を物語っていた。それでも橋下氏は「原点に立ち返って言いたいことを言い、やるべきことをやるスタイルを貫いていく」と維新発祥の地で原点回帰を宣言した。
昨年12月の衆院選で172人を擁立、54議席を獲得して大躍進をみせた維新だが、状況は一変した。今回は選挙区14人、比例30人の計44人を立てたが、選挙区で当選圏とみられるのは大阪、兵庫のみ。現職のいる神奈川でも苦戦が予想され、新人候補は軒並み厳しい状態だ。比例も橋下氏、石原慎太郎氏(80)の両代表の知名度が頼みの綱。改選2議席にどれだけ上乗せできるかの戦いを強いられている。
各党党首が全国を飛び回る中、橋下氏は大阪に張りついた。「(大阪選挙区候補者を)トップ当選に押し上げて大阪府民、市民は評価してるんだと示してもらいたい。勢いが落ちると『橋下のバカ』と思われる」。絶対に落とせない地元の支持固めに懸命だった。
街頭演説は時間を追うごとに拍手や声援が増していき、午後6時過ぎからの2度目の難波では、聴衆は朝の4、5倍ほどに膨れあがった。「どこ行ってもアホ、ボケ、カスと言われ、女性蔑視と散々。この調子でやると、大阪以外では評判悪いですね」と苦笑しつつ、「暴走するかも分かりませんが、それぐらいでないと改革できない。大阪で育ったから仕方ありません!」と“なにわパワー”を強調してみせた。
都議選で議席数を減らし、共同代表の引責辞任も取り沙汰されたが、「僕がやりたい」と続投して臨んだ参院選。政治家として“背水の陣”となる戦いが始まった。
(2013年7月5日06時02分 スポーツ報知)
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