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速報

なだぎ武、オウム映画で主演 菊地直子被告逃亡生活モデル

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 お笑いタレントのなだぎ武(42)が、オウム真理教の元信者・菊地直子被告(41)の逃亡生活から着想を得た映画「潜伏 SENPUKU」(仮題、保坂延彦監督)で主演したことが4日、分かった。人気コミックを原作にした映画「デメキング」(09年)に初主演したなだぎだが、シリアスドラマでの大役に本格挑戦。主人公の女性信者をかくまう同居男性を演じる。

 「走る爆弾娘」という異名を持ち、社会を震撼(しんかん)させた菊地被告の逃亡生活が映画になる。

 菊地被告は95年3月、地下鉄サリン事件で特別指名手配され、12年6月に目撃情報をきっかけに逮捕された。この逃亡劇では約5年3か月、被告をかくまい続けた内装業の同居男性(12年11月に懲役1年6月、執行猶予5年の有罪判決)の存在もクローズアップされた。

 製作サイドによれば、同作は劇映画とノンフィクションのギリギリの間を目指した娯楽作。登場人物の名前を変更し、再現ドラマ風には描かないが、ヒロインが偽名を使って介護ヘルパー派遣会社に勤務したり、同居男性の職業が内装業であること、男性が仕事を通じてヒロインと知り合い、プロポーズした際に素性を明かされる―など、逃亡劇をなぞっている。

 なだぎの起用について、製作サイドは友近(39)とのコンビによる「ディラン&キャサリン」などコントでの演技に魅力を感じ、企画の早い段階から考えていたという。なだぎ側にアプローチすると「脚本を読んだ本人が大変、やりたがっている」と快諾を得た。

 撮影は今年1~2月。タイトなスケジュールながら、なだぎはほとんどのせりふを頭に入れていて、出番以外は静かに台本を読むなど役に没頭。ベッドシーンもこなした。

 中井貴一主演の「国士無双」(86年)などがあるベテラン・保坂監督も「鉱脈の中で見つけた新鮮なレアメタルのよう」と、その演技を絶賛している。

 なだぎとダブル主演となる新興宗教信者の逃亡犯役は、インディーズ映画出身で、フジテレビ系昼ドラマ「はるちゃん」シリーズなどドラマで活躍する土屋貴子(47)。難役を体当たりで演じている。映画は秋の国際映画祭に出品し、その後、劇場公開される予定だ。

 ◆なだぎ 武(なだぎ・たけし)本名・灘儀武。1970年10月9日、大阪府堺市出身。42歳。NSC大阪校8期生。在学中の89年8月、お笑いコンビ「スミス夫人」を結成。02年4月、「ザ・プラン9」結成。ピン芸人としても活躍し、07、08年のR―1ぐらんぷりで史上初の2連覇達成。09年、「激情版 エリートヤンキー三郎」で映画デビュー。09年「デメキング」で主演。ほかに「仮面ライダーW(ダブル)」などに出演。172センチ、65キロ。A型。趣味は映画観賞、マンガ、音楽鑑賞、フィギュア集め。

特集   映画

[2013/7/5-06:04 スポーツ報知]

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