JR東の駅員らの暴挙
ツイッターでのHNが「スチール@性差別反対」という「反対派」の方がおられます。まだ高校生だそうですが、これまで何度も「女性専用車両」に乗車されているようです。ところが、その「「スチール@性差別反対」さんが昨日(4月11日)アップした動画を視聴して、大抵のことには動じない私・ドクター差別が唖然としました。
何に「唖然」としたか、と言うと、JR東の運転士と駅員の言動(=暴言+α)に、です。私も以前、「あけぼの」に乗り込んだ仲間の見送りに上野駅に行った際、私らお客のことを「コイツ、コイツ」と言う駅員、「何なんだよ、さっきからうるせえんだよ」などと凄む駅員に遭遇したことはありますが、この「運転士と駅員」は、それらに勝るとも劣らない連中です。JR東には、なぜ、このようなタチの悪い駅員らがいるのでしょうか? (注:ちなみに、東急や京王、小田急などの民鉄では、態度の悪い駅員らはいるものの、チンピラまがいの言動をする者はいない)
ところで、「暴言+α事件」自体は、昨年12月7日の早朝に起こったことです。中央線の快速電車(=八王子駅午前8時33分発東京行き)の「女性専用車両」に乗った「スチール@性差別反対」さんが、運転士や駅員から暴言を吐かれ、強制排除されかかったのです。その一部始終を以下の動画で視聴できます。ただし、「反対派」の方なら、大変気分が悪くなりますので、その点はご注意ください。
●YouTube
駅員による暴言+α
「スチール@性差別反対」は高校生ですが、ツイッターの発言を見る限り、大変しっかりした方です。しかし、「なんで男がいるの?」みたいな言葉をネット上で見かける度に、この「事件」を思い出し、心が痛むそうです。この精神状態からすれば十分、「精神的苦痛を被った」と言える、「慰謝料を請求してもいいレベル」と言えるのではないでしょうか?
しかし、まあ、JR東は、どういう社員教育をしているのでしょうか? まず、本社の意向(=「女性専用車両」は男性利用者の「任意の協力」で成り立っていること)が現場に伝わっていません。駅員らに、「鉄道営業法(34条2号)を適用する」とか、自分らが勝手に電車を停めておいて「営業妨害だ。警察を呼ぶ」などと、恫喝まがいのウソをつかせてはいけません。また、社会人としての言葉使いがなっていません。品がなさ過ぎです。
とにかく、皆さん、(気をしっかりもって)動画を視聴して、(コメント欄に)ご意見、ご感想をお寄せください。お待ちしてます。
ところで、念のために「おさらい」です。
①裁判所の判決、国交省の見解、鉄道会社の意向では、「鉄道営業法34条2号は、現行の女性専用車両には適用しない」となっている。
②「営業戦略」だろうが、「女性旅客へのサービス」だろうが、鉄道事業者は旅客に対して、属性を理由に差別的扱いをしてはならない。
③「女性専用車両に男性は乗るべきでない」というルールもなければ、「女性専用車両に男性は乗らないのがマナー」というものもない。
④電車を遅延させる張本人は、「任意の協力」をお願いするために(わざわざ)電車を止める鉄道会社である。(男性の)正当な乗車行為が営業妨害になるわけがない。
⑤「女性専用車(両)」という名の一般車両に粛々と乗車している男性を無理矢理降ろそうとすれば、刑法223条「強要罪」になる可能性がある。その際、男性の身体に触れて降ろそうとすれば、同法208条「暴行罪」になる可能性がある。
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