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【ゴルフ】

松山 耐えた1アンダー 前夜ジャンボ魂注入

2013年7月5日 紙面から

第1日、3番でティーショットを放つ松山英樹=ザ・ノースカントリーGCで

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◇長嶋茂雄招待 セガサミーC<第1日>

 ▽4日、北海道、ザ・ノースカントリーGC(7096ヤード、パー72)▽曇り、気温19・3度、風速6・5メートル▽賞金総額1億5000万円、優勝3000万円▽150選手(うちアマ6人)▽観衆2175人

 松山、ジャンボから勝負魂いただき! 怪物ルーキー松山英樹(21)=東北福祉大=は第1ラウンドを1アンダーの71で回り、47位とやや出遅れた。開幕前日の3日には千歳市内で、プロ通算113勝の永久シード選手、尾崎将司(66)=マックス・インターナショナル=と初めて夕食をともにし、多くのアドバイスを受けた。これを今後のプロ人生に生かし、ジャンボ以上の大物になることを目指す。

 前週、今季初の予選落ちに終わった松山は、この日もスタートの10番でいきなりボギーをたたいた。しかし、18番でバーディー。折り返し後の3番でもバーディーを奪って1アンダーと盛り返した。

 「今日も(ショットが)全然当たらなくて、ピンチもありましたけど、悪いなりにまとめられたし、なんとかしのげました」。松山は悔しさを胸にしまい込んで、淡々と振り返った。

 初日前夜、松山は有意義な時間を過ごした。かねて希望していた同じ四国出身の偉大なゴルファー・ジャンボ尾崎との懇談の機会が実現したのだ。この日は6オーバーに終わり「3パットばっかりだ」とぼやいたジャンボ。前夜の松山との夕食については「楽しい食事会だったよ」とはぐらかしたが、会食は約2時間に及んだという。

 同席した関係者によると「技術論とかではなく、精神論的な話がほとんど。ジャンボが自分が経験した中からいろんな話をしていた」そうだ。ジャンボ自身の21歳のころのことや、いろいろなことに挑戦することの意義、勝負に対する心構えなど、ジャンボの勝負魂を直伝したようだ。

 とはいえ、ゴルフの道は一日にして成らず。「ショットの調子は微妙です。パッティングの感触は悪くないですが、入らないですね。(スコアが)伸びるようなゴルフはしていないですけど、明日、少しでもいいスコアで回れるように頑張ります」と松山。2日目の反撃を誓って練習場へ向かった。 (櫛谷和夫)

 

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