福山雅治　台湾ファンも熱烈歓迎　「真夏の方程式」プレミア試写会

　主演映画「真夏の方程式」の５日公開を前に４日、福山雅治（４４）が台湾プレミアに出席。先月２７日に初めて公式訪問した香港でのプレミアに並ぶ約３０００人のファンが詰め掛け、大歓迎を受けた。

　この日午後１時すぎ、台北桃園空港到着ロビーには約５００人のファンが集結。「まーしゃ、まーしゃ」のコールが沸き上がった。

　夕方には、福山は上映される映画館に隣接した屋外広場「Ｖｉｅ　Ｓｈｏｗ　信義」でレッドカーペットイベントに参加。関係者によると、同所で行われるのは、トップクラスの映画イベントで、過去にはトム・クルーズ、ヒュー・ジャックマンらがレッドカーペットを歩いた。日本人では福山が初めて。

　香港に負けない大歓迎を受けた福山。実は２０１１年に台北でアルバム発売などを現地で発表する予定だったが、東日本大震災の影響で中止したいきさつがある。「やっとやっとやっと台湾の皆さんに会えました。本当に皆さんに会いたかったです。皆さんの熱気、ちゃんと届いてます」。詳しくは語らなかったが、特別な思いが言葉にこもっていた。

　そして、「映画を見ていただくことで、僕と皆さんとの距離がもっと縮まることを願っています。本当にありがとう。また会いましょう」と香港に次いで台湾でも再会を約束。

　舞台あいさつでは、３・１１後の台湾からの支援について「皆さんが温かい手を差し伸べてくれました。そのことを僕だけじゃなく日本人は皆知ってますし、感謝しています。本当にありがとうございました」と語り、大きな拍手に包まれた。

　この日の試写会のチケット約７３０席分は、インターネット経由で売り出され、３秒で売り切れ、現地新聞で「秒殺」と報道されていた。

　日本国内をはじめ、この日で２４回を数えた舞台あいさつ。移動距離は、約１万２０００キロ（地球約４分の１周）に及んだ。