2013.7.5 05:03(2/2ページ)

秋山より実績上!阪神・藤浪、7日広島戦先発へ

中西コーチが見守る中、7日の広島戦先発に向けて調整する藤浪(撮影・岡田亮二)

中西コーチが見守る中、7日の広島戦先発に向けて調整する藤浪(撮影・岡田亮二)【拡大】

 七夕に、しばらくソッポを向かれている“白星様”と出会う。ロマンチックな復活へのシナリオが描かれた。前日3日の巨人戦(甲子園)の登板が雨で流れた藤浪が、7日の広島戦(マツダ)へ回ることが確実となった。

 当初、広島戦での先発が予定されていた秋山がこの日、中継ぎ要因としてベンチ入り。『サンデー枠』が空いたことになり、巨人に2連敗となった試合後に、中西投手コーチが「1回しか投げていない投手(秋山)とローテーションを守ってきた投手(藤浪)とどちらが投げるかは、普通に考えたらいい」と明かした。

 藤浪の次回登板については、14日のDeNA戦(甲子園)も、見込まれていた。だが登板間隔を考慮すれば、4日の抹消が通常の措置だったが、登録を外されず。不本意な結果が続いているものの、首脳陣からの評価は変わらず、ビジターのマウンドで復活を期すことになる。

 首位巨人との天王山に2連敗し、苦境に立たされるチームの大きな期待を受ける黄金ルーキーはこの日、ブルペン入りし調整。中西投手コーチから指示を受ける「脱力」をテーマとして、蒸し暑い室内で大粒の汗を流した。5月26日の日本ハム戦(甲子園)以来、1カ月以上も勝ち星から遠ざかる黄金ルーキーが、コイ斬りに挑む。

(紙面から)