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【大相撲】

白鵬「名古屋で賜杯」

2013年7月5日 紙面から

名古屋場所の抱負を語る白鵬(左)と日馬富士=名古屋市中区新栄のCBCホールで(高島碧撮影)

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 大相撲名古屋場所の前夜祭の収録が4日、名古屋市中区のCBCホールで行われ、3場所連続の全勝優勝を狙う横綱白鵬(28)=宮城野=が「名古屋で3年ぶりの天皇賜杯を抱きたい」とV宣言。白鵬は同日、名古屋市中村区の友綱部屋に出稽古し、幕内の魁聖、十両の旭日松と合計10番とって場所前の稽古を打ち上げた。前夜祭の優勝力士の予想コーナーでは、振分親方(元小結高見盛)が稀勢の里(27)=鳴戸=を指名。綱とりへのムードは高まるばかりだ。

 3場所連続全勝優勝へ、白鵬が準備万端だ。これまで幕内力士とは稽古しない軽い調整だったが、この日は前頭魁聖と稽古を行い不安を一蹴。得意の右四つで優位に立ったり、相手を投げ飛ばしたりと上々の仕上がり。「(調整は)自分なりにできている」と充実した表情で稽古を締めくくった。

 名古屋場所では2010年に全勝優勝して以来、賜杯から遠ざかっている。だが、午後から臨んだ前夜祭の収録では、調子の良さからか優勝への熱い思いを吐き出した。「暑さとの戦いもあるけど、3年ぶりに天皇賜杯を抱きたい気持ちがある」と意気揚々。さらに「応援してくれる人たちから『久々においしい酒を飲ませてよ』と言われている」と、観覧に来たファンの前で気持ちの余裕も見せた。

 角界の父として慕う元横綱大鵬の納谷幸喜さんが打ち立てた優勝32度も見据えている。「今年亡くなった大鵬関の32回はどの横綱でも夢見る数字。一つ一つ近づけたらいいと思います」と白鵬。敬愛する「父」に近づくためにも、名古屋場所で26度目の賜杯は譲れない。 (永井響太)

 

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