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ラーメンを語り出したら止まらない!会社帰りも休日もラーメン三昧のOL本谷亜紀が女子にウケるラーメンをナビゲート

揚子江菜館

2013.07.05

テーマ「冷たい麺」

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men富士山を模した盛り付け。色彩豊かで見た目にも楽しめます
main酢の香りが夏でも食欲をそそります

 いよいよ7月になりました。暑い夏がやってきますね!一般的にはラーメンの消費量が減ってしまう夏ですが、汗をかきながら食べるラーメンも私は好きです。でも季節柄、いろんなお店で冷たい麺メニューも増えてきました。そんな夏に食べたくなるのかさっぱりとした冷やし中華ですよね。街中では「冷やし中華はじめました」ののぼりを出すお店は減りましたが、だんだんと始まってきているようです。
 今回ご紹介するのは神保町の「揚子江菜館」です。こちらは創業108年の老舗の中華料理店。冷やし中華を始めて出したお店として有名です。
 他のメニューもおいしそうだなーと思いながらと待っていると、「五色涼拌麺」(1470円)が運ばれてきました。そのビジュアルに初めて召し上がる方はびっくりするかと思います。当時お店から見えた富士山をイメージした体裁は、彩りも鮮やかで見た目も楽しい逸品。しばらく見とれてしまいました。
 富士山頂には錦糸卵が乗っています。これをどかしてみると……うずらの卵2個と小さい肉団子が隠れてました。宝探し気分のような楽しい演出ですね。 


photoさすが老舗。街の変化を見守っています

 具は10種。チャーシュー、キュウリ、エビ、甘辛く煮付けたしいたけ、サヤインゲン、タケノコと盛りだくさん。具としてはめずらしい寒天は麺とは違ったシャキシャキとした歯ごたえです。ちなみにチャーシューは春、キュウリは夏、シナチクは秋、寒天は雪を描き四季をイメージしているそう。
 タレは日本人の口に合うように、当初入っていた黒酢をやめて日本のお酢に変えたそうです。そのせいか酸味が強すぎることなく醤油のコクを感じることができます。ほんのりと甘いのもポイントだとか。
 また麺はストレートの極細でプリっと弾けるような歯ごたえです。しっとりとした卵麺なので鮮度が命ですね!
重厚感のある店内でいただく冷やし中華はちょっとリッチな気分にさせてくれました。

 7月7日は冷やし中華愛好家によって「冷やし中華の日」として登録されているそうです。これからますます暑くなります!おいしい麺を食べて元気に過ごしましょう!


  • ball噴火口?には肉団子とウズラ卵が隠れています。すべてお店で手作り
  • gu寒天が具で入ってるなんて珍しい。これがいい歯ごたえ。冬の雪景色を表しています
  • ita食べれば食べるほどいろんな味が楽しめます。元気になれる一杯!
  • storeお店は古書街の入口近くにドーンと建っています
揚子江菜館
住所 東京都千代田区神田神保町1-11
TE 03-3291-0218
営業時間 11:30~22:00(L.O.21:30)
定休日 年末年始

本谷亜紀
本谷亜紀1988年埼玉県生まれ。幼少よりラーメンに親しみ、高校時代に食べ歩きを始める。大学入学後は、食べ歩きサークルを主宰する傍ら、2010年より『お願い!ランキング』(テレビ朝日系)で"ラーメン女子大生"として活動を開始。大学卒業後はラーメン評論家としての活動を本格化。
昨年は、らあめん花月嵐の期間限定メニュー「ベジラーメン菜菜」をプロデュースした他、「森田一義アワー 笑っていいとも!」のコーナー「私立 その道のプロ高校」において「ラーメンまる秘攻略術」と題し、2週連続で講師役を務め、さらには、FRIDAY、グランドジャンプ『ラーメンOL本谷亜紀の麺活!!』で連載を受け持つなど幅広く活動。
「ラーメンは美味しく楽しく」がモットー。年間350杯程度を食す。[著書]『日本初の[女性ラーメン評論家]になっちゃいました!』(扶桑社)
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