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【大リーグ】新怪物プイグが月間MVP デビュー月受賞は史上初2013年7月5日 紙面から 歴史的なデビュー月間となった。ドジャースの“新怪物”ことヤシエル・プイグ外野手(22)は3日(日本時間4日)、ナ・リーグの月間MVPと月間新人MVPをダブル受賞した。1958年に月間MVPが制定されて以来、デビュー月での受賞は史上初。記録専門のエライアス社によれば、デビュー月の打率4割3分6厘(60打席以上)は、1900年以降の近代メジャーで史上最高だった。4日の米放送局FOXスポーツ(電子版)は「プイグがドジャースと監督を救った」と特集。キューバ生まれの超大型新人が、チームとメジャーに新風を吹き込んでいる。 “新人離れした”という言葉が控えめに聞こえるほどだ。プイグは6月の月間MVPと月間新人MVPをダブル受賞。55年の歴史を誇る月間MVPで、デビュー月の受賞は史上初の快挙だった。 残した数字を見れば、受賞にも何の不思議もない。デビュー月では近代メジャー最高の打率4割3分6厘に加え、7本塁打、16打点。デビュー月間44安打は、1936年のジョー・ディマジオ(ヤンキース)の48安打に次ぐ近代メジャー歴代2位だ。 プイグのメジャー昇格前、ド軍は地区首位から最大9・5ゲーム差の最下位に低迷。だが、6月3日にチームに加わってからは17勝11敗で、首位に2・5ゲーム差にまで迫ってきた。FOXスポーツは「プイグが5月中の解雇は確実だと思われていたマッティングリー監督の首を救ったと言っても過言ではない」と報道。地元紙ロサンゼルス・デーリーニューズ(電子版)も「プイグマニア」と称する熱狂的なファンを紹介し、「過去に“マニア”を冠されたドジャースの新人は、プイグと野茂英雄、フェルナンド・バレンズエラだけだ」と熱気を伝える。 3日のロッキーズ戦で、プイグは初回に二塁打を放ち、5回にはフェンス激突しながら大飛球を好捕。6回に犠牲フライを放った後に退いた。「あいつのプレーには歓喜がある。けがをしてでも全力プレーする。あのひたむきさが、チームに伝染するんだ」とマッティングリー監督。過去に6度とも8度とも伝えられるキューバからの亡命失敗と、キューバリーグの出場停止処分を乗り越えて米国に渡ってきた22歳。今は世界最高峰で野球ができる喜びを、全身で表している。 PR情報
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