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【プロ野球】

大谷 19歳誕生日前祝い星 1カ月ぶり2勝目

2013年7月5日 紙面から

2勝目を挙げ、武田久(右)からウイニングボールを渡される大谷=ヤフオクドーム(撮影・式町要)

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◇日本ハム4−3ソフトバンク

 日本ハムが3連勝で貯金を2とし、3位に浮上した。3回に大引と稲葉が連続適時打を放ち、8回には中田が21号2ラン。大谷は走者を出しながらも要所を締め、6回途中1失点で2勝目を挙げた。ソフトバンクは5連敗で5位に転落。

 二刀流ルーキーが18歳最後の試合を久々の白星で飾った。プロ最多107球の熱投で、5イニング2/3を6安打1失点。6月1日以来となる2勝目に「気持ち良く明日(の誕生日)を迎えられる」と、まだ幼さが残る日焼けした顔にすがすがしい笑みを浮かべた。

 5日に迎える19歳の誕生日を前に、成長の証しをみせた。「球が抜けて、調子は今までの中で一番良くなかった」。そんな状態でも、最速155キロのストレートに98キロのカーブという最大57キロの緩急差を効果的に使い、5回までゼロを並べた。走者を置いても球持ちのタイミングをずらすなど、慌てることなく対応し、得点を許さなかった。

 1回に四球と安打で迎えた無死一、二塁のピンチでは、6月26日の対戦で本塁打を打たれた内川、長谷川をストレートで抑えた。内川を150キロで一ゴロに、長谷川は153キロで空振り三振。胸を張ってベンチへと戻った。

 疲労を考慮し、6月26日の先発後、投手としての調整を優先させた栗山監督も「試合の中で修正できていたし、緩急のメリハリをつけていた。良かったんじゃない」と評価した。6回に2死走者なしから失点したことを振り返り「2アウトからあと1人が取れず、攻撃にいいリズムをつくれなかった」と、反省も忘れなかった背番号11。チームはこれで3位に浮上。二刀流ルーキーは確実に投打でチームに貢献している。 (中村博格)

 

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