NHK関西のニュース 大阪放送局
授業でひょうたん食べさせ腹痛
大阪・茨木市の小学校で2日、理科の時間に教諭が子どもたちが育てたひょうたんを食べさせたところ、児童17人が嘔吐や腹痛などの症状を訴え3人が病院で手当てを受けていたことがわかりました。茨木市教育委員会によりますと今月2日、茨木市の小学校で4年生の理科の時間にひょうたんを観察した際、教諭がひょうたんを数センチほどに切り、希望した児童に食べさせました。
ひょうたんは4年生の全クラスのうち児童28人が食べ、このうちの17人が嘔吐したり腹痛を訴えたりしました。
そして、3人が病院で点滴などの手当てを受けましたが、現在は回復しているということです。
教諭は子どもたちが育てたひょうたんなので味見させたと言うことですが、児童が食べたのは食用ではない千成ひょうたんで、嘔吐や下痢などの症状をひき起こす植物性自然毒「ククルビタシン」が多く含まれているということです。茨木市教育委員会の田中義明参事は「食用でないひょうたんを児童に食べさせた行為は誠に遺憾で、緊急の校長会を開いて詳細を伝え食の安全確保の徹底を指導していきたい」と話しています。
07月04日 21時56分