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カネボウ 再発防止へ社内態勢整備
7月5日 4時34分

カネボウ化粧品が販売する「美白効果」をうたった化粧品を利用した人の一部に肌がまだらに白くなる症状が出た問題で、会社側は商品の回収を急ぐとともに、2年前から肌の異常を訴える相談があったにもかかわらず対応が遅れたとして、再発防止に向けた社内態勢の整備を進めることにしています。

カネボウ化粧品は、独自に開発し厚生労働省から薬事法に基づく承認を受けた「ロドデノール」という「美白効果」があるとする成分を含んだ化粧品を販売していました。
しかし、この化粧品を使った人のうち39人で、肌がまだらに白くなる「白斑」と呼ばれる症状が出たことから、4日、8つのブランドの54の製品を自主回収をすると発表しました。
会社側によりますと、肌の異常を訴える相談は2年前からあり、利用者には病院を紹介していましたが、病院から肌の病気が原因という報告を受けたため、化粧品が原因とは認識せず対応が遅れたということです。
これについてカネボウ化粧品の夏坂真澄社長は記者会見で「病気だという思い込みが問題の認識を遅らせた。顧客の相談システムの運用と態勢に問題があった」と述べています。
このためカネボウ化粧品では、商品の回収を急ぐとともに、問題を早期に見つけ出すため利用者からの相談窓口の機能を拡充するなど、再発防止に向けた社内態勢の整備を進めることにしています。

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