【合田禄】東日本大震災の発生に伴い、東北地方の五つの火山で地表が局地的に5〜15センチ沈んだことを、京都大防災研究所が観測した。地表が膨らむ場合はマグマが上昇して噴火が近づいているおそれがあるが、「沈みが災害につながるかは分からず観測を続ける必要がある」とした。
防災研の高田陽一郎助教(地震学)と福島洋助教(同)は、日本の地球観測衛星「だいち」のレーダーや全地球測位システム(GPS)を使って、東日本大震災の前後を比較し、東北地方の火山地域でどんな地殻変動があったかを調べた。その結果、地震が起きたプレート境界に近い秋田駒ケ岳、栗駒山、蔵王山、吾妻山、那須岳の5地域で、15〜20キロにわたる楕円(だえん)形状に地表が沈んでいた。
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