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浜復興担う拠点に 石巻・県漁協表浜支所、仮設事務所完成

新たに建てられた県漁協表浜支所の仮設事務所

 東日本大震災で被災した宮城県漁協表浜支所(石巻市)の仮設事務所が完成し、現地で3日、清めばらいが行われた。漁業者約30人が出席し、新たな拠点の完成を祝った。
 新しい事務所は石巻市給分浜の旧牡鹿第二保育所跡地に建てられ、プレハブ2階で延べ床面積約420平方メートル。事務室や会議室を備え、建物の外には現金自動預払機が設置された。
 旧事務所は同市小渕浜の表浜漁港前にあり、津波で全壊。建物は吹き抜けになっており、2階を修理して使っていた。
 あいさつした木村千之表浜支所運営委員長(61)は「先輩たちが努力して築いた旧事務所は壊滅的な被害を受け、職員も組合員も苦労した。新しい事務所は心のよりどころとなる」と述べた。
 県漁協の支所・出張所は、55カ所のうち40カ所が全壊。修理したり建物を寄贈されたりした支所もあるが、県漁協が建てた仮設事務所は仙台に続き表浜が2カ所目。


2013年07月04日木曜日


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