前回2009年11月30日〜2010年9月13日という中途半端な期間で
シミュレートしたままだった豪ドル/円の分析ですが、再分析してみました。
しかも、分析プログラムも前回のAUD/JPY分析時からバージョンアップし、
逆指値対応、両建て同時分析対応を施したバージョンでの分析です。
一般論ですが、トラップトレードは小さな利益をコツコツと貯めていく手法といわれ
決して、一気にお金持ちに成れるとか、ギャンブル的に増えていく要素は無いと言われています。
余り期待せず、たまに口座を見るくらいに他って置くと知らないうちに増えているモノです。
少ない枚数で細かな刻み間隔で多く持ち、広い範囲に網を張る戦略が良いと言われてもいます。
当然含み損もみっちりと確保しつつの取引となりますので、口座から儲けを引き出すことも
難しかったりします。
しかし!!分析の結果、驚くべき事が分かりましたので、まず結論から申し上げます。
トラップトレードは、
1.小さな利益をコツコツどころか大きな利益をコツコツ出す事が出来ます。
2.短期間で資金の10倍20倍は楽に儲けることも出来ます。
3.期待を大きく持っても良いかもです。見る見るうちに資金が増えます。
4.ポジションの刻み間隔は大きく、枚数も多い設定が有利です。
豪ドル/円に限っての事かもしれませんが、上記の事が判明しました。
よくよく考えれば値動きの全てを利益に出来るのがトラプトレードですので、
儲けの多さは、当然と言えば当然ですが、全く信じられない値です!!
前置きはここまでにして、今回は以下の売買条件で分析しました。
初期値5000$。2009年09月23日〜2010年09月23日
買い側の条件:54円から107円の範囲で網を貼り、トータルポジション数20以下
売り側の条件:54円から107円の範囲で網を貼り、トータルポジション数15以下
1ポジションのロット数は0.01から1の範囲(1000通貨〜10万通貨)
に成るような範囲指定で分析した結果です。
(上記表の別ファイルを開き、結果のPass上にマウスを置くと、ロジックが表示されます。年間の儲けが10万$以下のクソデータは割愛してあります。)1:最大利益は
9055 利益507360.18$ 219回の決済 0.00 2316.71 106242.53 ドローダウン80.47%
Lots=1 OpenPrice=75.3 PriceDiff=0.1 Positions=20 CloseDiff=2
Lots_S=1 OpenPrice_S=81.7 PriceDiff_S=0.3 Positions_S=15 CloseDiff_S=-1.88
最初、桁の読み間違いと思いました。
怪しげなマンション投資の話の
投資額と儲け額が逆転でもしたかの様な驚きの利益です。
2:最大決済数では
3190 利益1510.69$ 1228回の決済 104.05 1.23 688.50 ドローダウン12.13%
Lots=0.01 OpenPrice=78 PriceDiff=0.1 Positions=10 CloseDiff=0.2
Lots_S=0.01 OpenPrice_S=80 PriceDiff_S=0.4 Positions_S=14 CloseDiff_S=-0.05
こうやって比べると分析用プログラムの間違いではなかったことも分かります。
3:最大ドローダウンでは
778 利益19558.56$$ 198回の決済 3.26 98.78 24583.06 ドローダウン94.48%
Lots=0.38 OpenPrice=80.7 PriceDiff=1.3 Positions=12 CloseDiff=0.3
Lots_S=0.4 OpenPrice_S=80.7 PriceDiff_S=1.6 Positions_S=10 CloseDiff_S=-0.34
ドローダウンが大きいから儲けが大きい訳では無いようです。
どうやら本物の様です。。。
4:儲けの大きいデータから採用できそうなモノを探してみました。
9145 利益468685.15$ 205 0.00 2286.27 106288.03 ドローダウン56.63%
Lots=1 OpenPrice=75.3 PriceDiff=0.1 Positions=20 CloseDiff=2
Lots_S=0.95 OpenPrice_S=82.4 PriceDiff_S=0.3 Positions_S=15 CloseDiff_S=-1.88
ヤッパリこれでも、桁の読み間違いと思ます。
買いは+2円で決済。売りは-1.88円で決済。75円近くで買っておいて噴いたらまとめて決済。売りは82円近くで売って普通に利確。でも買いエリアと売りエリアがすっごく離れてますので暇な日が多そうですし・・・
5:もう少しバランスの取れたロジックを探してみました。
8349 利益439702.10$ 297回の決済 0.00 1480.48 102100.45 ドローダウン66.89%
Lots=1 OpenPrice=75.3 PriceDiff=0.1 Positions=20 CloseDiff=1.7
Lots_S=0.96 OpenPrice_S=83.3 PriceDiff_S=0.1 Positions_S=15 CloseDiff_S=-0.76
これでも買いエリアと売りエリアがすっごく離れてます。売りの利確が-0.76と近いのが救いですが・・・
6:もう少しもまともそうなのは
9080 456554.27 198 0.00 2305.83 106262.69 ドローダウン46.32%
Lots=1 OpenPrice=75.3 PriceDiff=0.1 Positions=20 CloseDiff=2
Lots_S=0.96 OpenPrice_S=83.3 PriceDiff_S=0.2 Positions_S=15 CloseDiff_S=-1.9 clear=1
ドローダウンは少ないですね。でも・・・
7:これなら設定してみたいという1手は
5895 利益371719.89$ 327回の決済 0.00 1136.76 94014.17 ドローダウン61.41%
Lots=0.97 OpenPrice=75.4 PriceDiff=0.1 Positions=20 CloseDiff=1.2
Lots_S=0.82 OpenPrice_S=84 PriceDiff_S=0.2 Positions_S=15 CloseDiff_S=-0.66
一日に1.5回ほどの決済がある計算です。ドローダウンは多いですが金額に直すと一つ上のロジックの106262.69$よりも少なく94014.17$です。
それにしても巨大な利益だ。。。5000$が1年で371719.89$だから利益だけで元本の74倍かぁ〜益々信じられん(^_^.)
8:モットドローダウンが少なくっても儲かるロジック
5155 利益287787.81$ 256回の決済 0.00 1124.17 57827.71 ドローダウン39.79%
Lots=0.69 OpenPrice=75.4 PriceDiff=0.1 Positions=18 CloseDiff=1.2
Lots_S=0.81 OpenPrice_S=83.7 PriceDiff_S=0.3 Positions_S=15 CloseDiff_S=-1.78 clear=1
ドローダウンを追及するとロットも減り少し安心ですが、一気に儲けが減ります。と言っても儲けは元金の57倍ですが。
所感:
余りにロット数が多いから始める時期にもよるのだろう。2009年の9月23日近辺は80円〜77円くらいでもみ合って、その後大きく上昇する展開の時期ですね。
丁度、今が(2010年9月下旬)そんな時期なので始めるには良い時期かもしれません。