【カイロ=共同】エジプト軍のクーデターから一夜明けた4日、権限を剥奪されたモルシ大統領に代わり、マンスール最高憲法裁判所長官が暫定大統領に就任、暫定政権づくりが本格化した。モルシ氏の出身母体であるイスラム組織ムスリム同胞団支持者らの激しい反発は確実で、混迷は当分続きそうだ。
マンスール氏は就任演説で、クーデターを起こした軍を「国の良心を体現した」と称賛し、「国民が発した命令」に基づいて暫定大統領職を受け入れると表明。強権的な政治姿勢で反発を招いたモルシ政権を念頭に「国民の意思に基づく選挙」を実施すると述べた。
警察は4日までに、同胞団系の政党「自由公正党」党首ら幹部2人を逮捕、同胞団員300人の逮捕命令を出すなど、政権からのイスラム勢力排除の動きが加速した。
国際社会からは、民主的で自由な選挙で選ばれたモルシ氏を軍が強制的に排除、憲法も停止される事態に懸念を示す声が相次いだ。
マンスール氏はムバラク政権時代に任命された裁判官で、モルシ政権と対立してきた法曹界トップ。軍は2011年のムバラク政権崩壊直後に自ら暫定統治を行い、国民の批判にさらされたことから、今回は文民をトップに据えたとみられる。
一方、モルシ氏は国防省で拘束されているが、今後の処遇などは明らかにされていない。
シシ国防相が3日夜に発表したロードマップ(行程表)によると、今後は実務者内閣の設置やモルシ政権下で制定された憲法の見直しなどが行われる。
モルシ氏は昨年、イスラム色を強めた憲法を強引に制定、社会のイスラム化を警戒する世俗派などが強く反発していた。
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