「種差展」前に青森でトークイベント(2013/06/30 14:09)
緻密に描かれた吉田初三郎の鳥瞰図の魅力に触れる参加者=29日、青森市
 八戸市の種差海岸の三陸復興国立公園指定を記念した特別展「種差 よみがえれ浜の記憶」(7月6日〜9月1日、県立美術館)が開幕するのを前に、種差を愛した鳥瞰(ちょうかん)図絵師・吉田初三郎を紹介するトークイベントが29日、青森市の商業複合施設「A―FACTORY」で開かれ、約20人の参加者が独特の技法を用いて描かれた作品の魅力に触れた。
 講師を務めた八戸クリニック街かどミュージアムの小倉学研究員は、「大正の広重」と呼ばれた初三郎の生い立ち、種差にアトリエを築くようになった経緯を説明。
 種差海岸や十和田湖をデフォルメした八戸市鳥瞰図について、「海岸を海に突き出し、種差海岸の緑が海の水平線に映えるようにした」と解説した。
 参加した青森市の映像制作業芳賀陽光さん(38)は「鳥瞰図を見て、種差に行ってみたいと思った」と笑顔で話していた。(大山達也)
【写真説明】
緻密に描かれた吉田初三郎の鳥瞰図の魅力に触れる参加者=29日、青森市

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