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2013年6月28日(金) 東奥日報 ニュース



■ 津軽りんご市場が20周年記念式典

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太陽光発電が設置された津軽りんご市場の卸売場
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 全国初のリンゴ専門市場株式会社として発足した板柳町の「津軽りんご市場」(大中忠社長)が今年で創立20周年を迎え、27日、同町多目的ホール「あぷる」で記念式典・祝賀会を開いた。リンゴ栽培の担い手が減少傾向にある中、同市場に出荷する生産者を増やすなど実績と信頼を積み重ねてきた。6月には卸売場の屋根に出力200キロワットの太陽光発電設備を導入し、環境に配慮した企業活動に取り組んでいる。

 リンゴ産地である板柳町に流通の拠点を求める地元や近隣市町村の関係者の要望を受け、弘果弘前中央青果が中心となり、1993年11月に同市場を設立した。

 同市場総務部によると、市場敷地内に整備された施設は卸売場、資材センター、長期保存が可能なCA冷蔵庫、リフト置き場、事務所。鶴田町に冷蔵庫、五所川原市に集荷所、板柳町に倉庫を備えている。

 生産者で構成する出荷組合には昨年、西北五地域と弘前市の一部から253組合が参加。創立10年の2003年と比べて29組合増えた。昨年度の取り扱い実績は20キロ原箱で252万1千箱、81億8847万円に上った。03年度比で23万6千箱、13億5872万円の増となった。

 同市場は昨年、荷受け業務をIT化。現場での直接入力が可能となり、当日の入荷数量が即時に分かるようになった。このため売買状況を携帯電話にメール配信することができ「お客さまサービスが改善された」(同市場総務部)という。一方、太陽光発電設備を設置し、再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度を利用して売電事業を始めた。市場内の施設の年間電気料を賄うだけの発電量は困難だが、環境に優しい企業として力を入れる方針だ。

 27日の式典には関係者約350人が出席。同市場の大中社長が主催者を代表し「世界に誇る青森リンゴの輸出拡大などに生産者、業者の皆さまの力を借りながら、青森県のリンゴ産業の発展に貢献したい」とあいさつした。

 同市場の運営や流通拡大に貢献したとして、津軽りんご市場曄峰会、津軽りんご市場連絡協議会の関連2団体、売り上げ実績を挙げた買参人24社・個人と出荷組合の29組合にそれぞれ大中社長から感謝状が贈られた。

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