東北道:高速バス追突 運転手死亡乗客ら14人重軽傷
毎日新聞 2013年07月04日 10時56分(最終更新 07月04日 18時01分)
4日午前1時50分ごろ、栃木県那須塩原市無栗屋の東北自動車道下り線で、「泉の交通」(神奈川県大和市)の高速ツアーバス(乗員2人、乗客14人)が、前を走っていた車両運搬車に追突、16人全員が病院に運ばれた。バスを運転していた神奈川県小田原市、前田幸義さん(58)が全身を強く打ち死亡、乗客4人が骨折などの重傷、他の乗客と交代要員の運転手の計10人は軽傷。運搬車を運転していた男性(45)にけがはなかった。
栃木県警高速隊によると、現場は片側2車線の直線で、バスは走行車線を走っていた。事故当時は小雨が降っており、速度が80キロに規制されていた。
「泉の交通」によると、バスは3日午後9時45分にJR横浜駅を出発し、東京、新宿の各駅を経由して、山形県酒田市に向かっていた。途中、埼玉県の羽生パーキングエリアで約20分間の休憩をとり、午前1時に運転手が交代して出発した。【長田舞子】