福島県飯舘村と川俣町の住民15人の尿検査をしたところ
全員が内部被曝していることがわかった。
そして事故から100日たってやっと福島県内の子供と妊婦に線量計を配布することになったが
なんとこの線量計、自分で線量を確認することが出来ないもの。
つまり線量の高い場所にいても首から下げられた線量計はなんの反応もない。
定期的に回収して線量を調べるそうだが、正確な被曝線量を本人が知る事ができるのか疑問だ。
このことからも子供たちを守るという姿勢はなく、あくまで被曝データ収集が目的ということがわかる。
30万人がモルモットにされる。
中国新聞
より
調べた全員の尿からセシウム
広島大原爆放射線医科学研究所(原医研)元所長の鎌田七男医師ら5人の専門家チームが、福島県飯舘村と川俣町山木屋地区で住民計15人の尿を検査したところ、全員から放射性セシウムが検出されたことが23日、分かった。福島第1原発事故による住民の内部被曝(ひばく)の実態を裏付けた。ただ検出量はごく微量で「今後、汚染された野菜などを食べなければ心配はない」と説明している。
調査対象は4歳から77歳までで、飯舘村が10人、川俣町山木屋地区が5人。事故から55日後の5月5日と5月末ごろに計2回採尿し、広島大大学院工学研究院の静間清教授が100ミリリットル当たりの放射性物質量を測定した。
2回とも全員からセシウムを検出。しかしごく微量で、今後50年間、放射線を出したとしても計0・1ミリシーベルト以下に収まる量という。ヨウ素は最初の検査で6人から検出。最も高い人は3・2ミリシーベルトだった。ただ2回目の検査で出た人はいなかった。尿などで排出されたとみられる。
鎌田医師と、わたり病院(福島市)の斎藤紀医師は「ヨウ素が検出されなかった人がいるため、呼吸ではなく、汚染された野菜やキノコを食べたのが原因ではないか。」
読売新聞
より
福島県、線量計配布の市町村へ購入費全額補助
東京電力福島第一原子力発電所の事故で、福島県は24日、15歳未満の子供と妊婦に線量計を配布した県内の市町村に対し、購入費を全額補助すると発表した。
放射能の影響を心配する県民の強い要望を受けた措置で、対象者は子供約28万人、妊婦約2万人の計約30万人。当面は1年程度、継続的に測定してデータを蓄積し、今後の対策に役立てる。
線量計は、目視で表示が確認できない「ガラスバッジ」と呼ばれるタイプで、定期的に回収して線量を調べる。関連予算約60億円を補正予算案に計上。全額を国の負担とするよう求めていくといい、佐藤雄平知事は記者会見で、「子供を守るため、あらゆる手段を講じる」と述べた。
県内では、川俣町や伊達市など、放射線量が比較的高い地域で子供に線量計を配布する動きが出ていた。
(2011年6月24日20時43分 読売新聞)