浜岡原発は止めても止めなくても危険
普段テレビをほとんど見ない私がたまたまテレビをつけたら
枝野長官がこの発言をしていて驚いた。
「浜岡原発は止めても止めなくても危険」
そう言ったのだ!
私もキャスターのようにじゃあ止めて欲しいと思ったが
どっちにしろ危険なので止めないようだ。
補助金なんかもらって「これがないと行政がなりたたない」なんて言ってる場合ではない。
浜岡原発周辺住民には避難するしか方法が残されていないのだ。
住民の命を守る気なんてさらさらないのだ。
福島の対応を見ていればわかるだろう。
枝野長官の爆弾発言 より
枝野長官の爆弾発言「浜岡原発とめても止めなくても危険」は、住民は逃げるしかないと示唆する。
先日4月18日の報道番組、NEWSZEROに出演した枝野官房長官は、「明日地震が起きたらどうするんですか。浜岡原発を即時停止してください」とキャスターの村尾信尚氏が激しく要求した後、次のように返答をした
「とめても止めなくても危険。万が一の時に対処できるようにしておくことが大事。」
おそらく、視聴者全員がおどろいたことだろう。
とはいえ、枝野氏の発言は、大部分が真実だろうと少し考えればわかる。原子炉が停止した後も、炉心が冷えるまで、長時間冷やし続ける必要があるからだ。
だが、枝野官房長官の発言、「原子炉をとめても止めなくても危険」は受け入れがたい。枝野氏の言葉に騙されてはいけない、止めたほうがいいにきまってる、と多くの人が思うことだろう。
ここで一度、枝野氏の主張と停止派の主張を整理する。
【1】司会「とめたほうがリスクは減るだろうから停止して欲しい」
【2】枝野「とめても止めなくても危険だから停止しない」
枝野氏の主張の破壊力が凄さが改めて分かる。うっかりすると忘れてしまいがちだが、これは日本国政府の公式見解だ。残念ながら大地震がすぐやってくると想定した場合、打つ手が無いことを意味することは「想定内」だ。
筆者は昨日NEWS ZEROを見てすぐにブログに書いた。
枝野長官が爆弾発言「浜岡原発、とめても止めなくても地震が起きれば危険」
読んでいただいた人はTwitterで「だったら止めろよ」と発言していた。筆者はその認識は甘すぎるのではないかと思っている。それはさておき。
枝野官房長官が浜岡原発を「とめる」と発言しない理由はなんだろうか。
「どっちみち危険だから止めない」
「どっちみち危険だから止める」
後者を選ばない理由はなんだろうか。
ただ、どちらにせよ枝野長官は浜岡原発の危険性を認識しているのは確かだ。そしてその上で浜岡原発を止めないと表明した。
ならば、どうしても浜岡原発を止めたければ、住民が別の場所に移住するしかないのか。浜岡原発周辺から住民が移動すれば、自治体は消滅する。それを恐れた自治体や国は本気で浜岡原発中止に踏み切るかもしれない。
お気づきの方もいらっしゃるだろうが、実は枝野官房長官の「とめてもとめなくても危険」発言で、奇妙な現象がおきている。
これまで国民は、政府の発表より、ずっと深刻に事態を捉えてきた。だが、枝野氏の発言で、立場が入れ替わった。これまでとは逆に、政府が、国民が想像するより深刻な事態を発表したのだ。この深刻な発表に対して、「嘘つけ。止めたほうが安全だろ」と発言する人は、深刻な事態を受け止められないに過ぎないのではないか。
信じがたいが、枝野氏の発言が深刻な真実だとするなら、住民は以下の手段をとる以外あるだろうか。
【3】国民「とめても止めなくても危険なら、逃げる」
これ以外に良い手段を思いつく方がいらっしゃいましたら、教えていただきたい。恐らく枝野長官の頭にも「逃げる(避難)」以外の選択肢がないはずだ。だが枝野長官の口から出るのはせいぜい、「逃げるという立場にない。できるだけ逃げていただきたいが」というお決まりのフレーズだ。一説によると、枝野長官は子供をシンガポールに避難させている。
投資家が逃げ始めたアメリカ原発事業
本日、NHK15時のニュースで、アメリカの電力会社が新規原発事業から撤退したことが報じられた。これ以上の投資をスポンサーが認めないという理由だ。もちろん福島原発事故の影響だ。
以後、この動きは世界的に広まるだろう。言っておくが、原発を作っているのはお金持ちだ。そのお金持ちが、「ちょっとカネだすの無理」と言い出した。このまま投資家が離れていけば、原発企業は、唯一の魅力、「カネ」すら失う。
これが進めばよくない未来が待っている。カネがない「原発産業」からは、学者を始め優秀な人材が離れていくだろう。するとどうなるか。カネがなく見放された原発。維持しようにも費用がない原発。老朽化したが費用がないので廃炉に出来ない原発。
カネがあってもなくても危険、なのが原発だ。
ーーーーー(追記.2011.4/20.22:38)
驚くことに、日テレ24NEWSは、枝野長官の浜岡原発に対する「とめても止めなくても危険」という発言を報じていない。
9か月後にすぐ戻れる計画ではない~枝野氏 | 日テレNEWS24
『9か月後にすぐ戻れる計画ではない~枝野氏
< 2011年4月19日 2:01 >
枝野官房長官は18日夜、日本テレビの「NEWS ZERO」に出演し、「東京電力」が発表した福島第一原子力発電所の事故の収束に向けた工程表について、避難住民が9か月後にすぐに戻れるという計画ではないと強調した。
枝野長官「(避難住民が)9か月後から早いところは戻れる可能性があるということで、過剰な期待を持たせて裏切ることになってはいけないので、今避難いただく、あるいは、これから避難いただく地域全てに、9か月後にすぐにお戻りいただける計画ではありません」
また、工程表が東京電力の名前で発表されたことで、「政府が責任を避ける思惑があるのでは」との質問に対し、枝野長官は「それは全くない。東京電力と政府が一体となって責任を負っているのは、はっきりしている」と述べた。
さらに、枝野長官は、福島第一原発事故の情報を政府や東京電力、経産省の原子力安全・保安院などが個別に発信していてわかりにくいため、一元化すべきとの指摘に対しては、「事態が一定の落ち着きを見せている中では、一定の整理をして伝える必要があるのではないか」として、一元化に向けた準備を進めていることを明らかにした。』
日テレも枝野発言に驚いたに違いないが、このままやり過ごさせてはいけない。5月18日のNEWS ZEROを録画をした人は確認していただき然るべき行動に出ていただきたい。絶対にYouTubeにあげちゃダメだぞ。絶対にYouTubeにあげちゃダメだ。大事なことだからもういっかい言うが、絶対にYouTubeにあげちゃダメだ。
ちなみに、枝野氏発言をやり過ごそうとする日テレの創始者の正力松太郎氏は、CIAと通じて日本に原発を推進した張本人であることを、福島の避難民並びに原発に驚異を覚えている皆さんは、胸に刻みつけておくことをおすすめする。
『週刊新潮2006年2月16日号で、戦犯不起訴で巣鴨プリズン出獄後は正力がCIAの意向に従って行動していたことを早稲田大学教授の有馬哲夫がアメリカ国立公文書記録管理局によって公開された外交文書(メリーランド州の同局新館に保管されている)を基に明らかにし、反響を呼んだ。アメリカ中央情報局(CIA) と日本へのテレビの導入と原子力発電の導入で利害が一致していたので協力し合い、その結果、「podam」、「pojacpot-1」というコードネームを与えられ、これらの件に関する大量のファイルがアメリカ国立第二公文書館に残ることになった。CIAに正力松太郎を推薦したのは、カール・ムント米上院議員だったという』正力松太郎 - Wikipedia
情報提供お待ちしています。
ーーーーー(追記.2011.4/20.23:15)
なによりかわいそうなのは浜岡原発周辺の住民だ。これについて、記者は会見で追求すべきだ。志の高いジャーナリストの皆さん、日本の未来をよろしくお願いいたします。上杉隆さん、仕事が増えたよ。ニート諸君!Twitterでこの記事を多くの人の目に触れるよう、お力添えを心からお願いいたします。はてブ民の皆様方もお力添えよろしくお願いいたします。そして、糞にも役に立たかなった東大の御用学者の皆さん、貴方達が汚名を挽回するチャンスが巡ってきたぞ。これはなんとしても追求すべき問題だ。
なんつうか、インターネットなめんなよってところを見せてやりたい。こんな事まで言われたらなんとしても浜岡原発をとめさせないと気が済まない。とめても止めなくても危険だと発言した以上、官房長官、あなたには、国民のためにやれることがある。筆者は正直なあなたを応援する。絶対に発言は撤回させねえぞ。こんな事言われて撤回されてたまるかよ。あと、枝野長官を更迭したら許さない。進退を問うなどというくだらない時間があるなら、その時間でやれることがある。また、正直者が罰せられる世の中であってはいけない。
真実を口にした枝野長官に、最大の賛辞を惜しまない!
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