メジャー式を“補強”する。阪神が新しいデータ会社との契約を検討していることが3日、明らかになった。球団関係者は「アメリカ式のコンピューターシステムで、今までのデータ量の比じゃない多さ。例えば1人の投手のスライダーでも、コース別、カウント別に検索したらすぐその映像が見られる」と説明した。打者なら自分と投手の名前をパソコンに打ち込めば、対戦映像がすべて出る。特定の投手を設定し、打ち取られた状況などの状況も限定して、その映像を探すことが容易にできるという。
大リーグのビデオルームに設置してあるようなコンピューターの分析ソフトで、契約額はおよそ3000万円前後になる見込み。国内ではライバル球団の巨人も導入間近だという。現代野球で科学的分析は不可欠。情報戦でも後れを取るわけにはいかない。
(紙面から)