Windows 7 の OS 展開 ① : マスターコンピューターの準備 ~ ”監査モード”によるデフォルト ユーザー プロファイルの設定 ~
2010年9月25日 コメントする
Windows 7 の OS 展開方法を ① ~ ④ 回に分けてお伝えしたいと思います。
今回は OS 展開前のマスターコンピューターでのデフォルト ユーザーの作成方法です。
1) マスターコンピューターとなる新規 PC に DVD メディアより Windows のインストールを開始します。
2) Windows のセットアップに入ったところで、ユーザー名・コンピューター名は入力せずに
「Shift + Ctrl + F3」 ボタンを同時に押すと ”監査モード” に入ります。
[TechNet] Windows を監査モードでカスタマイズする
http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd799305(WS.10).aspx?ITPID=article
← ここで監査モードへ! Shift + Ctrl + F3
3) 監査モードでは、ユーザー アカウントの作成、マイクロソフト ソフトウェア ライセンス条項への同意、言語とタイム ゾーンの選択 は省略されます。
一時的なビルトイン Administrator で自動ログオンし、システム準備ツール (Sysprep) が起動されています。
4) この一時的にログオンした Administrator がデフォルト ユーザーとなります。
ここでコピー元となるユーザー プロファイルの設定を行います。
・ デスクトップの壁紙やテーマ
・ Internet Explorer の設定
・ アプリケーションの追加
・ ドライバーの追加 など
監査モードで実行するメリット
・ビルトイン Administrator は無効のまま作業が可能
・不必要に新規ユーザーを作成する必要がない
以上でマスターコンピューターの設定は完了です。
次節は、 Windows 7 の OS 展開 ② : Copy Profile を実行するための応答ファイルを作成する ~ Windows SIM を使用する ~ を紹介します。