なんか週刊文春すごいですね、次から次へと。おさらいしてみます。
2013.06.05 「365日24時間死ぬまで働け」社内文書入手
先月社内文書を入手し、公開したことから批判が始まりました。この記事は1.7万いいね!
自民党公認で参院選に出馬する予定の渡辺美樹・ワタミ会長が、「365日24時間死ぬまで働け」、「出来ないと言わない」などと社員に呼びかけていることが週刊文春が入手したワタミの社内冊子からわかった。『理念集』と名付けられた冊子は、ワタミグループ全社員に配布され、渡辺氏が著書で「ワタミの仕事すべてに直結し、根底で支えている思想の原点」、「この理念集を否定したときは、君たちにこの会社を去ってもらう」としている重要文書だ。
2013.06.07 「あなたはワタミをブラック企業と考えますか?」とアンケート
7日には読者アンケートを実施。質問は「あなたはワタミをブラック企業と考えますか?」。この文脈なら「はい」が大勢を占めそう…。
26日に公開された結果は、案の定批判的なトーンとなりました。
週刊文春がメールマガジン読者にアンケートを行ったところ、渡辺美樹ワタミ会長の参院選自民党比例区の公認について79.8%が反対し、賛成の20.2%を大きく上回った。
6月7日から23日まで、小誌メルマガ読者を対象に実施し、現役社員やアルバイトを含む1521名の回答が寄せられた。「あなたはワタミをブラック企業と考えますか?」との質問には「はい」が80.6%、「いいえ」が19.4%だった。
2013.06.12 遺族に「1億欲しいのか」
これも強烈。7,000回以上ツイートされています。
2006年、レストヴィラ元住吉で87歳の男性の容態が急変し、5日後に死亡。死亡直前、家族が渡辺氏とワタミ本社で話し合ったところ、渡辺氏は「1億欲しいのか」と言い放ったという。
2013.06.19 生徒に反省文100枚
毎週ペースの追撃。文春の本気を感じます。
今夏の参院選に自民党公認で出馬する渡辺美樹・ワタミ会長が理事長を務める学校法人「郁文館夢学園」で、生徒に反省文100枚を書かせるなどして、退学者が相次いでいることが週刊文春の取材でわかった。
2013.07.03 「公選法違反」証拠ビデオ公開
最新のすっぱ抜きはこちら。従業員向けのビデオレターが公選法違反と考えられるとのこと。
当時、ワタミの会長だった渡辺氏は、「今回、僕は自民党の公認を得て国政に挑戦することになりました」、「政治の目的が国民の幸せならば、私は今回の参議院選、自民党が勝つことが国民の幸せに一番大きな影響を与えると思っています」、と述べ「皆に話をしたくて今回はビデオレターを送りました。ぜひ応援をしてもらいたい」と結んでいる。
ネットでは「「自腹で色んなリキュール類を買って並べてました」ワタミメンバーの軌跡がいろいろヤバいと話題に」なんて記事が話題になっていましたね。この騒動が原因か、アルバイト募集ページは現在「内容を調整中」となっています。たしかに健康状態が不安になる写真ですね…。
ちなみに、現在開催中の「ブラック企業大賞」のアンケートではダントツの第一位。参院選の出馬に危機感を抱いている人が多い、ということなのかもしれません。
どれだけ売上を上げていても、労働者の健康を害してまで搾取する会社は、社会的に是認できない存在でしょう。もしもワタミ元会長が政治家となったら、ぜひとも率先して、ブラック企業問題の解決につながる政策(労働時間規制など)に手をつけてほしいところです。