“水しぶき”児童の歓声再び 伊達・小国小で「プール開き」
東京電力福島第1原発事故に伴う旧特定避難勧奨地点に指定されていた地域にある伊達市霊山町の小国小は1日、同校で原発事故後初めてのプール開きを行い、水しぶきを上げて水泳を楽しむ児童たちの元気な姿が戻った。
昨年、一昨年は放射線への不安から、市内のプール施設を利用して授業を行い、今年は校舎周辺の田畑などの除染が終わったため、3年ぶりに自校のプールを利用。山田陽太君(2年)は「初めて学校のプールに入れてうれしい。25メートルを泳ぎたい」と笑顔。プール開きを見守った高橋裕一PTA会長(43)は「昨年からすれば奇跡の光景。安全になってきたと認識してもらえると思う」と感慨深げに話した。
(2013年7月2日 福島民友トピックス)
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