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復興へ児童が市政に意見や提案 福島市で「子ども議会」

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市政に対する意見を投げ掛ける児童
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小学生が行政への意見を投げ掛ける福島市の子ども議会は2日、市役所内の議場で開かれた。8人の子ども議員が質問し、復興への取り組みや観光客を集める方法など、地域をより良くするための意見、提案を述べた。
市内各校の代表児童53人が参加。議長を佐藤海斗君(佐原)、副議長を斎藤優依さん(庭塚)が務めた。
議員たちは、温泉熱を利用した発電や太陽光発電などのエネルギー政策に関する質問や、観光復興に向け、十六沼公園をレジャースポット化する提案など、自分たちの目線で考えた意見を堂々と訴えた。登壇した先崎歩乃香さん(南向台)は、原発事故後、県外に避難した人たちを呼び戻すため、安心して子育てできるコミュニティーづくりを提唱。小学校の周りに保育所や老人ホーム、診療所を整備するアイデアを紹介し「幼児、小学生、お年寄りがいつでも交流でき、安心して生活できる」とメリットを述べた。冨田光健康福祉部長が「とても良い考えだと思う。まずは園児が老人福祉施設を訪問するなどの自主的な交流活動を積極的に応援していきたい」と答弁した。
(2013年7月3日 福島民友トピックス)
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