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県警察学校が「魂の旗」 震災当時の思い初任科生に継承

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警察魂を引き継いでほしいと短期、長期の両課程の初任科生に交付された2つの旗
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県警察学校(渡辺正巳校長)は2日、東日本大震災発生当時に命懸けで県民を守った警察魂を引き継いでほしいと、短期、長期の両課程の初任科生に「魂の旗」を交付した。
魂の旗は、同校が制作し、6月に完成した。短期課程の旗には太陽、長期課程の旗には津波の被災現場で捜索に当たる警察官の姿が印刷されている。「凛として県民の命を守れ」などのメッセージも入っている。
渡辺校長が、短期課程代表の簗田智巡査と長期課程代表の半谷敬巡査にそれぞれ旗を手渡し、「震災で多くの県民が傷を負ったことを忘れてはならない。県民を守るため、強い警察組織を目指して」と訓辞した。県警では、住民の避難誘導中に津波に襲われて警察官4人が殉職、1人が行方不明になっている。簗田巡査らは「命を顧みず任務に当たった先輩の警察魂を受け継いでいく」と誓った。
(2013年7月3日 福島民友トピックス)
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