レバレッジ比率３％、即時適用は適切-英当局が５年前倒しも

　　７月２日（ブルームバーグ）：英金融監督当局が３％のレバレッジ比率の適用を国際的な規制の期限よりも５年前倒しし、金融機関に達成を直ちに義務付けることは適切だとイングランド銀行（英中央銀行）のタッカー、ベイリー両副総裁が訴えた。

英健全性監督機構（ＰＲＡ）の最高責任者でもあるベイリー副総裁は２日の英議会で、「３％のレバレッジ比率は、この水準に達していない金融機関が達成に向けたプランを準備する最低ラインとして妥当な水準だ。われわれの見解はこの点で非常にはっきりしている。われわれはいわば最低の基準値を定めることを目指している」と語った。

英銀バークレイズのアントニー・ジェンキンス最高経営責任者（ＣＥＯ）は先月、ＰＲＡがレバレッジ比率について、2015年までに３％達成を目指す同行の計画を早めるよう強制する場合、融資を減らす可能性があると警告。バークレイズ はレバレッジ比率を約2.5％から最低３％に引き上げるようＰＲＡから求められており、７月末までにＰＲＡと達成に向けたプランで合意する必要がある。

原題：BOE’s Tucker, Bailey Say 3% Leverage Ratio Should ApplyNow (2)（抜粋）

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更新日時: 2013/07/03 13:13 JST