July 22, 2005

<エルサルバドル>コスタリカ在住の有本さん 親子で島田市長を表敬訪問

中日新聞より転載。

kids国際協力機構(JICA)の途上国開発計画専門家派遣事業として、中米のエルサルバドルで活躍していた島田市御仮屋町の有本稔さん(43)が3年の任期を終えて帰国した。今回はコスタリカのカルタゴ市で妻と居住している長女の恵美さん(12)=同市サンフェリペ・ネリ小学校6年=と長男の篤君(10)=同校4年=と同時帰国、島田市の島田第五小(池谷利夫校長)と国際交流の懸け橋にと、小さな親善使節の役目も担い、20日に市役所に桜井勝郎市長を表敬訪問、市も交流支援を約束した。 (堀内孝義)

有本さんは、二〇〇二年五月からエルサルバドルで、トマトの栽培を中心に農業や保健、農村電化、公安施設、工業団地など臨海工業開発、職業訓練などの開発計画を中心に民間活力による国民参加型の支援に努めてきた。今月五日に子どもを連れて帰国、十一日に実家に戻った。恵美さんと篤君は九年ぶりの来日。「父の国、日本の学校を見てみたい」と希望、サンフェリペ・ネリ小のピエドラ・ロレーナ校長が夏休み後の特別休暇(十日間)を認め、同校長から島田第五小の池谷校長あての国際交流親書を携えて十二日に島田第五小を訪れて児童らと交流した。

この日は、交流をさらに深めるため親子三人で市長を訪問した。有本さんは三年の任期の疲れも見せず、日焼けした顔で満面に笑み。子どもらの通訳を務めながら市長と懇談した。恵美さんと篤君は「日本の子どもが学校で清掃活動や給食の手伝いをしているのに驚いた」と感想。「中学を卒業したあと日本語を勉強しに再び来日したい」と夢を語った。桜井市長が好物を聞くと「ヤキトリ、オニギリ、ギョーザ」などと答えた。市教委の大谷秀夫学校教育課長は「子ども同士のつながりを今後も進め、国際理解教育を発展させたい」と相互交流の支援を約束した。最後に桜井市長から二人にシャープペンセット、子どもから市長にポット苗がプレゼントされた。

恵美さんと篤君は二十四日まで滞在、有本さんは八月十六日から中米のホンジュラスに二年間、地域開発プロジェクトのためJICAから派遣予定。



tiotaca at 19:55│Comments(0)TrackBack(0)

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