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「難病の子供たちへ」ユーイング肉腫の18歳高校生 命尽くし短い生涯閉じる 大阪
中学生のときに院内学級で受けた理科の実験が「一生の思い出になった」という久保田さんだったが、高校生には院内学級がなく、勉強の遅れを不安に思った経験から、昨年1月、高校生向けの院内学習支援制度の創設を大阪市に要望。橋下徹市長が「久保田君一人を救えないなら政治なんか要りません」と応じ、大阪府が同4月、入院中の高校生に非常勤講師を派遣する事業を創設する契機になった。久保田さんを含め、これまで8人がこの制度を利用したという。
同5月に再発し、余命3カ月から半年とされたが、同11月には「これから入院する人、自分よりつらい思いをしている人のために役に立ちたい」と、子供の特定疾患の医療費給付制度の改善を求め国に要望書を提出するなどの活動も行っていた。
病状は悪化していたものの進学を強く願い今年1月19、20日のセンター試験も受験。その後、容体が急変し短い生涯を閉じた。
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