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「難病の子供たちへ」ユーイング肉腫の18歳高校生 命尽くし短い生涯閉じる 大阪
闘病生活を送る高校生が病院でも授業が受けられる制度創設のきっかけをつくり、自身も病魔と闘いながら難病に苦しむ子供たちの環境改善を願い、行動してきた1人の男子高校生が亡くなった。大阪府立大手前高校3年、久保田鈴之介(すずのすけ)さん(18)=大阪市旭区。いったんは克服した小児がんの一種のユーイング肉腫が再発する中、1月の大学入試センター試験にも挑戦した。同30日に息を引き取るまで、心配する周囲に親指を立て「頑張る」と気丈に振る舞い、最期まで進学の夢をあきらめなかった。
(高瀬真由子)
数十万人に1人の難病
ユーイング肉腫は、年間100万人に4人程度の発生頻度と推定される原発性悪性骨腫瘍の一つ。久保田さんは中学2年で発症。骨を切除するなどの強い痛みを伴う治療を繰り返し、2度の再発にも耐えていた。
(次ページ)橋下市長も「応援できぬなら政治なんて無意味」
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